突然の閉鎖、オカネの問題だけではありません・・・。

今日、散歩に行って休憩していたら
目の端を何かが横切りました。
見えにくいでしょうが、バッタです。
多分、私の記憶によるとこいつは殿様バッタではないか、と。
小さい頃はよく虫をとっつかまえて遊んでいたので、
苦手、ではないのです。
◇◇◇
またおこってはならない事態がおきました。
まず、自動車教習所の突然の破産のニュース。
すでに払い込まれていた受講生のみなさんには
全額の返金はないらしい。
しかも、転校はできても、まだ受けていない教習、講義の分は
追加で支払いが発生するのだとか。
どんなにあやまられても、
どんなに土下座されても、
怒りはおさまらないと思います。
教習所はただ通っただけでは意味がないわけで、
通って、卒業して、免許センターの試験に受かってはじめて
30何万かのお金を払った意味があるもの。
最後の試験に受かるかどうか、は本人の努力次第かもしれませんが
卒業まではとにかく、何度か乗り越ししたとしてもたどりつかなかったら
意味がない。
また、もうひとつが保育園のケース。
こちらは費用については月謝だったかもしれません。
が、問題はお金どうこう、ってことではあまりない。
保育園が突然なくなったら、
明日から、そこで安全に過ごすはずだったこどもたちの
行き場がなくなるのです。
保育園でおとうさん、おかあさんの帰りを待っている、
つまり、ご両親は責任ある職場に出ている方がほとんどなはずで
そこにも支障をきたす。
お金がどうとか、よりも預かってくれる先がなくなる、という
事実がえらいことなわけです。
いずれのケースも
マーケットニーズがあきらかにあってスタートしているもの。
それなのに、なぜ、このような事態になってしまうのか。
1700人も受講生がいるのに、なぜ閉鎖することになるのか。
300人も園児がいるのに、なぜ閉鎖することになるのか。
事業をすすめていくときには、
最初と最後のお金の計算だけすればいいわけではありません。
そのキャッシュがどのタイミングで入ってきて、
どのタイミングで出て行くのか、
それをしっかり見極めて、やっていかなければならない。
だから、決算書上黒字になっても資金繰りが、キャッシュフローが途中でとまったら
おしまい、なわけです。
あさってにはお支払いできるんです、といえば
今日までの支払いを待ってもらうことができることもあるでしょう。
でも、基本的には、そんな「こっちの都合」は取引先には関係ないこと。
まして、事業をすすめていくためには、ただただ、日々の業務を繰り返せば
よいわけではありません。
基幹事業を安定させ、さらに成長するための事業をやるのか、やらないのか、
判断し、決断し、前進あるのみ。
誰も予言者ではないので、
先のよみかたをまちがうこともあるでしょう。
でも、間違ったとしても、今いてくださるお客様と従業員に迷惑を
かけることのないように手をうっていかなければならない。
さらに、自動車教習所や保育園のように、
本当に日々の生活に根付いているような、インフラ的な、
圧倒的なニーズのもとに展開している事業では真っ先に
安定的な継続
を考えなければならない。
もちろん、せめてお金を返してほしい、という訴えがおこると思うけれど
きっと同じくらい、お金だけ返してもらっても困る、という訴えもあるはず。
圧倒的なニーズがある、ということは事業スタートの基本ではあるものの、
そこに存在する責任の重さに感覚が麻痺せずにいなければならないということを
改めて認識しました。