「管理職」という肩書きでエラい目にあった話。 | 『起業&キャリア』について後悔しない思考の「くせ」をつける方法〜キャリアコンサル日記

「管理職」という肩書きでエラい目にあった話。

昨日はここ最近の涼しさはどこへやら、暑い1日になりました。

今、私のお腹に同居人がいるからか、ただでさえ暑がりの私は
もっと暑がりになっています。

温かいものを飲んだ方がよい、というのはわかっているので
ハーブティーなど飲んでみるも、一気に汗が噴き出してきます。

お腹の住人といえば、だいぶお腹が大きくなったので
お目にかかる方からは


動きますか?


と聞かれるのですが、おっしゃるとおり、よく動いています。

はじめて動いたのを感じたのはいつだったか、もうよくわからなくなってしまったのですが
(胎動がどんなものかわからなくて・・・)いつの頃からか、自由に活動
なさるようになりました。

最近、しばらくボーッと観察してみたりするのですが、
いったい君はどんな動きをしているのか??とたずねたくなるような
複雑怪奇な動きをすることもあります。

出てきたらいつか、きいてみよう、と思っています。


◇◇◇


ネットのコラムのようなもので「名ばかりの管理職」という記事をみつけ
ある人の話を思い出しました。


みなさんは管理職の定義というものをご存知でしょうか。

みつけた記事から一部引用すると以下のとおりです。


■経営と一体的な立場で、企業の経営方針の決定にかかわる重い権限が与えられている
■労働時間を管理されず、出勤や退勤の時間を自分で決められる
■一般社員より報酬が高く、管理職にふさわしい待遇を得ている


管理職というのはこういう条件を満たす人のことをさす、というわけです。

肩書きは現在は様々ですよね。
昔ながらのちょっといかついようなものもあり、
カタカナがいっぱい並んでワケがわからんようなものもあり。

今問題になっている「名ばかりの管理職」というのは
いわば、『肩書きは管理職的だが、実質、上記の3条件は満たしていない』
という人のことをさしている。

某ファストフード店の店長が訴えた件など、記憶に新しいのではないでしょうか。

責任には権利がともなう。
権利には責任がともなう。

経営者と従業員という立場はどうしてもここについては利益が相反することが多いです。

経営者としては十分に職責を果たしてくれればそれにはどれだけでも報いたいと思う。
従業員としては十分な権利が認められているから職責を全うし、できればそれ以上頑張りたいと思う。

業績が順調なときはいいのだけれど、ここにほころびが生まれるのは
いうまでもなく業績が不順なとき。


業績が思わしくないから
経営者としては危機を脱するまではつべこべ言わずに必死で働いてほしいし、
全体として結果が出てないのだからみんなも痛みをわかって我慢してほしいと思う。
従業員としてはこの先ここで働いていって将来があるのかという不安を抱えながら、
頑張っても頑張っても評価されない、職責に対して不信をもつ、と思う。


あまり最悪を考えて就職する従業員はいないのではないかと思うけれど
経営者のほうは必死にリスク回避を考えているものです。


と、ここでタイトルの話へ。


Kさんはある会社に新卒社員として入社しました。

1年後のある日、その会社は分社化してしまいます。

Kさんは気づくと分社化した新しい会社のひとつに配属されていました。

もともとそこにとまどいはあったものの、
新しい会社ということにおもしろみを感じ、
やる気をもってその業務にあたろうとしたのです。

そんなKさんに社長が与えたポジションが管理職でした。

肩書きは「部長」。

新卒2年目で部長になったKさん、はりきって頑張っていました。

ところがこの会社、スタートしたばかりで順風満帆とはいかず
様々な問題がおこります。

Kさん、自分は部長だから、と必死に問題に対処し、
会社に必要なものはどんどんなけなしのお金をつかって準備したりしていました。

それでも会社の残高は減っていく一方、
(実はこの会社の残高が減っていった理由は本業以外に原因があったのですが)
給与支払いは戦々恐々としたものでした。

Kさんの給与は25万程度。
ただし、様々な手当があるわけではないのでここからすべての生活費、保険などを
支払わなければなりません。

Kさんはまともな会社にするべく、社会保険への加入の準備をすすめます。
新卒で入ったKさんはそれが当たり前だと思っていたからです。

ところがお役所からの連絡は加入不可。

理由は給与支払いが不安定など、並べられてしまいました。

時期を同じくしてKさんは社長のこんなひとことを知ってしまいます。

「Kさんにさえ、給与支払いしておけば、Kさんはどんどん会社のために
 お金をつかってくれるから」

この事実を知ったKさんは常識の見込めない会社をやめることを決意します。

やる気がある間は我慢していた自分の残業代や立て替えてきた経費など
計算をして、労働に見合った請求を会社に対して行いました。

もちろん?会社側は断固として支払い拒否をします。

Kさんは労働基準監督署、簡易裁判所などの専門機関に訴えました。

するとかえってきたこたえはこうです。



「Kさん、一応、管理職手当として給与明細に金額がのってますよね。
 確かにこの金額で納得しろというのは気の毒に思うけど、
 他の社員に比べたらもらっているほうなのでこれ以上の請求は難しいかなぁ。」



そんなふうにいわれたそうです。
そして、こうも付け加えられたとか。


「Kさん、まだ若いんだから、こんなことに労力つかわないで
 新しいところにつとめて稼いだほうが精神的にもいいんじゃないですか」


Kさんは結局いい勉強になった、とあきらめ、新たな仕事についたのです。

本当にお気の毒な話なのですが、この話をきいてからは
「管理職」という肩書きには気をつけろ!と身にしみました・・・。


この話はかなり極端ですが、

勉強すべきは勉強し、知識をもった上で、自らの権利ばかりを主張するのではなく、
義務については全うし、それ以上の働きをする「管理職」となり、
それに対して会社は正しい評価のもとに報いていくという健全な関係を構築すると
いうのがあるべき姿なのだろうと思います。


私も仕事復帰したらこういう分野のお仕事にもまたチャレンジしたいと思っています。