地域別価格は今、どうなっているか。 | 『起業&キャリア』について後悔しない思考の「くせ」をつける方法〜キャリアコンサル日記

地域別価格は今、どうなっているか。

今朝の日経MJの記事に取り上げられていました。



マクドナルドが地域別の価格を導入する、というのが発表され、
そして、実際に導入されたのはけっこう前だったように思っていましたが、
全国に拡大したのは10日からだったようですね。

この記事では


したたかマック
値上げ店9割



というふうに書かれていますが、
つまり、結果的に値上げになった店、ということのようです。


不動産の値段が地域によって
ピンからキリまで、信じられないくらいの差があるのに、
また、アルバイトの時給だって、都心と地方ではやっぱり
信じられないくらいの差があるのに、
提供する商品の価格が同じでなければならない、
ということはよく考えると不思議だったかもしれませんよね。


ただ、記事を読み進めていくと、
非常に勉強になることがたくさん書かれていました。


地域別価格採用の理由には


都心部などでの人件費や賃料の上昇を考えると
地域別価格を取り入れなければ健全な業績は成り立たない


ということことがあげられていたようですが
おっしゃるとおり、ですよね。

そういえば、最近の猛暑で、電気の使用量について
取りざたされていますが、
やっぱり、


一生懸命節電している人には安く、
どんどん使う人には割高に、というふうにしなければ
節電は進まないのではないか


ということをおっしゃってる方もいらっしゃいました。

なので、マクドナルドの地域別価格も
シンプルに、需要と供給の関係から考えたら、
当然の価格の差、といえるかもしれません。


でもでも。

この地域別価格の一覧をみていると本当に興味深いです。

オープンデータでみれるところには
最低賃金とか、商業地の地価の価格とかが
地域別価格の根拠となるでしょうが、
さすが、マック、もっともっといろいろな要素を
加味しての価格設定とのこと。


たとえば、私の故郷、北陸を例にあげると

ビックマック
→ 石川、富山、福井で280円

ダブルチーズバーガー
→富山、福井で260円、石川で250円

てりやきバーガー
→富山、福井で250円、石川で230円


というふうに、まあ、微妙ではあるものの
価格の差が生まれているものの

実は一番この中では安い石川が
(というか石川の価格は据え置き)
最低賃金も、商業地の地価も富山、福井を
上回っているそうなんです。


なぜ、こうなっているか、というと
単純にコストをベースにするのではなく、
各県で商品ごとの顧客満足度にそって
売り上げを最大にする価格設定方法をとったから、
(デマンドベースプライシング、と呼ぶそうです)
なんですって。


以下、MJさんの記事より抜粋。

◇◇◇

具体的には人件費や賃料に加え、
各県の消費者物価や県民所得、商品ごとの満足度と価格への敏感さを分析。
そのため「年間6億から7億に達するレシートを5年分調べ、1年かけてリサーチした」
(原田CEO)。

◇◇◇

今回のこの価格設定については
パートナー会社と契約し、徹底的に取り組んだそうです。


でも、理にかなっていて、
マクドナルドでさえ、そこまで真剣に取り組むんだから、
もっともっとお客様に近いところにいる私たちは
調べられうるあらゆることをしらべて、
真剣に価格設定していかねば!と思いますよね。


価格はお客様が喜んでお支払いくださる最高の金額に設定する。
そのことにより、健全な事業成長につながる収益をあげていくことができる。


基本中の基本ではありますが、
マクドナルドの例で再確認、したのでした。


それにしても、この価格設定の一覧、かなり、興味深いです。