両親がいて兄弟がいて、とても楽しかった幼少期。
皆仲が良く良く一緒に旅行に出かけていた。
だから私もそんな風に結婚して子供と過ごすものだと当たり前に考えていた。
だが、転勤に転職と仕事が楽しく趣味も充実していて気づいたら35歳OVER。
皆、結婚早いなぁ~と思っていたが、そんなことはない皆適齢期で次のライフステージに行っていたのだ。
気付いたら置いてけぼり。
まぁ、もともとそこまで早く結婚するつもりもなかったが、一番の問題「子供」。
正直、絶対に欲しかった。
なのに高齢出産や卵子・母体の問題など、出産にはリミットがあるのにそれを全く考えていなかった。
そして検診で体に異常が見つかって初めて焦った!!
急いで結婚相談所に入り、まず初めはとにかくスピード婚OKしてくれる人なら誰でもいい!早く結婚、妊活!と
子供が欲しくて猪突猛進だった。私にとって結婚は子供を得るための手段だった。
ただ多くの男性と会う度に、子供ができたとしても成人後を過ごすのは夫との方が長い。赤ちゃんができた後の生活を考え、パートナー探しは重要と冷静になった。
毎週末をつぶし短期集中で婚活した結果、約1年でとても素敵な方と結婚することができた。
そしてさらに1年後の今、妊娠をしている。
私は結構器用な方で、体力には自信があるし、家事(特に料理)が好きだし、平均よりは稼いでいて老後までの貯金は用意した。
一人で暮らすにはもう十分な基盤を作ってきた。
パートナーも同じで夫婦2人だけでは力が余る。
共に誰かのために頑張ろうとするタイプだからこのパッションを向けられる相手が欲しい。
それが子供なのかな。
子供が欲しいというより、子育てをして自分がやってもらったことをしてあげたい気持ちが大きいのかも。
両親にはそう思えることをしてもらってきたから。
自分が主役の人生はもう楽しみ尽くしたから、次は裏方に回って主演のお手伝いをしていきたい。