東京から帰ってきた次の日、夫のモバイルバッテリーがそこらへんに置いてありました。

そこらへん…ってどこ?って感じですが、特にしまってあるわけでもなく、なんとなく置かれているという感じの場所です。

夫はわりと自分の物を置きっぱなしにしないので、珍しいなと思いました。

すると「わざとしまってない」とのこと。

「だって、返してもらってないから」だそうです。

夫がそこに置いたのではなく、留学生に貸したまま、留学生がそこらへんに置きっぱなしにしているということです。

「ってゆーか、そもそも貸してない」だそうです。

「え、そーだっけ?じゃあ、なんで持ってたの?」と聞いて、夫と話して、思い出しました。

ディズニーからホテルに戻るバスの中で、留学生がスマホにコネクタを差す動作をして「ある?」と聞いたのでした。

「だって〇%」(パーセンテージは忘れましたが、もうバッテリーが残り少ないという意味)と付け加えて。

で、持っていた長女が渡したのでした。

夫に「貸して」と言って夫が「どうぞ」と言って渡したのではなく、「(モバイルバッテリー)ある?」と聞いて長女から渡していたのです。

夫としては、それもモヤモヤポイントだったようです。

そもそも、留学生が待ち合わせなどで上手くいかなかった時にバッテリーがなくなって連絡が取れなくなるのを心配して、夫はモバイルバッテリーを持って行ったのです。

一番の心配は、1日目の留学生の行ったコンサート会場に車で迎えに行った時に連絡取れないことでした。

それまでに何度もあるからね。門限より遅く帰宅して「ほら、だって、0%」(だから連絡できなかった)と悪びれもせずスマホ見せてきたこと…。

なので、3日目の帰りのバスなんて、夫に言わせればモバイルバッテリー必要ないんです。

もうみんな一緒にいて、帰るだけだから、はぐれる心配ないんだもん。

夫にしてみたら、おまえが動画見たりゲームしたりするために持ってきたわけじゃねぇよ、ってことです。

それも、夫本人に「もうバッテリー少ないから貸してもらえない?」みたいなお願いベースで言ってくるならまだしも、「ある?」(しかもその言い方が、「持ってるでしょ?」的な感じだった)っていうのも、俺は貸すって言ってない!って気持ちになったんだと思います。

でも、貸すと言ってないにしろ、留学生の手に渡って…今度は、返してもらってない、とのこと。

そりゃ誰かから借りた物だったら、返却するよね。

それが、そこらへんに置きっぱなしだと。

それはないんじゃないの?と思ったようです。

なので、あえて夫は片付けず、留学生が気付くように、置きっぱなしにしていたのです。

 

で、その日の夕飯後になっても、留学生はモバイルバッテリーについて何も触れませんでした。

しびれを切らした?夫が「これ、もういいの?」と留学生に聞きました。

すると留学生は「ん?もういらない」と言いました。

夫が「返してもらっていい?」と聞くと「どうぞ?」と言いました。

夫は「…いや、ありがとうとかさ、ないの?」と言いました。

留学生は「あぁ、ありがとう」と言いました。

そこで、その会話は終わりました。

留学生は、夫が怒ってることにあまり気付いてないようでしたが、私と長女は気付きました笑

「ありがとうとか、ないの?」みたいに人を責めるような言い方は、夫は普段まったくしないのです。

普段、仏のような夫なので、こんな風に怒るのはとっても珍しいことです。

 

留学生…、超優しくて怒りの感情が全くない長女に怒りという感情を芽生えさせ、仏の夫を怒らせる…すごいなと思いました笑

夫は、東京旅行で疲れてたのもあるし、1日目に待たされたことや(それも「待たせてごめん」的な言葉もなく、むしろ「急いで出てきたから1時間しか打ち上げに参加できなかった」と言われたらしい)、前日の留学生が荷物を自分の分すら持たずさっさと寝てしまったことなど、いろんなことが積み重なって、留学生にムカついたんだと思います。

それにしても、夫が怒るなんて…貴重な東京旅行でした笑

長かった東京旅行エピソードこれで終わります。

ほぼ留学生の愚痴でスミマセン笑