言葉と食事が心配なのは当然ですが、来る日がせまってくるにつれ、別の心配ごとも出てきました。

 

私たち、勝手なイメージで、いい子が来ると思っていたんです。

他人の家に世話になるんだから、いい子でいるんじゃないかと。

なんとなくですが、素直で言われたことに従う、みたいなイメージでした。

でもわかんないですよね、どんな子が来るのか。

そもそも「いい子」の定義、違うと思う。

 

テストに合格して来るんだから、優秀な子であることは間違いないです。

が、その優秀っていうのも、べつに成績が良いとイコールではありません。

ただウチが登録してるボランティア団体は直近3年間の成績も加味するそうなので、あんまり成績悪い子はいなさそうです。

 

郷に入っては郷に従えという感覚も、日本人は強いけどアイスランド人がそういう感覚を持っているかはわかりません。

他人の家だからといって、言われたことに素直に従うかどうか…わかりません。

「なぜそうするの?これじゃだめなの?」と、いちいち言われたら超うっとおしい…(^_^;)

家族同然で扱うということだけど、まったく遠慮なく次女とかに「うるさい」とか「じゃま」とか言う子だったらどうしよう…(^_^;)

長女ですらそんな言い方しないのに…。

口に合わないとか日本語のバリエーション少ないとかあるだろうけど夕飯「これ全部まずい」とか毎日言われたりしたら凹むわ…。

といった、性格に関しての心配が出てきました。

 

けっこうアジア圏…特に韓国とかから来る子は、年長者が絶対みたいな感覚が強いらしいです。

なので大人には逆らわないのがいい子。特に父親の言うことは絶対という感じ。

年功序列の感覚もありますね。

対して欧米から来る子は、自分の主張ができるのがいい子。

高校生ぐらいだと、自分はもう大人だと思いたい年ごろだから、大人の言うことを素直に聞くのをあんまり良しとしない傾向があるそうです。

日本に来た留学生の間でよく言われることは、「ごめんなさいと言えば、自分の意見を言うチャンスがもらえる」だそうですw

たしかにw

むこうでは、自分の意見が言えることが良いことなので、何かあった時に「これはこういう原因で」と説明するそうです。それが大事だから。

が、日本人に「まず謝りなさい」と言われるそうです(^_^;)

意見を言う前に「ごめんなさい」か…。日本人としか関わってなかったから気付かない日本人性質でした。

そしてウチに来るのも、自分は大人と思いたい年ごろの、主張するのを良しとする文化の男子高校生です。

 

あとは、むこうが「この家めっちゃ合わない」ってなったら…という不安もあります。

強いホームシックになってしまったり。

ただでさえ、言葉も通じないし生活習慣も違うし家族とも友だちとも会えないって、それだけでストレスですもんね。

自ら望んで日本に来るんだけど、日本にいるってだけで強いストレスなんだろうなぁと思います。

どうしてもウチと合わないってことだと、ファミリーチェンジということもあるそうですが、なるべくそこまでならず楽しく過ごせるといいなぁと思います。