今回のアルバムの説明で何度も出てきていたので、稲垣足穂氏の本を読んでみました。
せっかくなので「ヰタマキニカリス」を読みたいと思って図書館にあるものを検索したのですが、残念ながらありませんでした。
他でおもしろそうなの…と選んだら、まぁ当然のことながら「少年愛の美学」に一番惹かれまして…(^_^;)
結果としては、とっかかりにはイマイチだったんじゃないか?と思いますが(笑)、とりあえず読みました。
いかに少年の尻が素晴らしいかとか、いかにA感覚が素晴らしいか、ということが書いてありました(笑)
いや評価を見るとそんな単純なもんじゃないみたいですが、私にはそんな印象でした(^_^;)
やっぱり少年が良いみたいです。ピュアな感じというか。
でも性的快感がわかるのは少年を脱してからなので、そこらへんがもったいないみたいなことが書いてありました(笑)
もったいないとは書いてなかったけど(笑)
矛盾があるというか、悩ましいみたいな感じで書いてありました。
次に、平凡社から出てるSTANDARD BOOKSシリーズの「飛行機の黄昏」を借りました。
短編集みたいなやつで、「飛行機の黄昏」も入ってます。
他にも「大きな三日月に腰かけて」ってタイトルもあり、もちろん今井さんが思い浮かびました。
これね!って。
読んでみると、短編集とエッセイ集の間みたいなものでした。
というか、「少年愛の美学」同様、あんまり意味わかんなかったです(^_^;)
でも、雰囲気はなんとなーくわかるというか、あぁこういうノスタルジックな感じね、というのはわかりました。
今井さんとかあっちゃんとかが好きなのはこういう感じなのね、というのが。
私はてっきり自分の幼少の頃を思い起こすような雰囲気やアイテムとしてノスタルジックなものが好きなのかと思ってましたが、違うんですね。
もっとファンタジーなんですね。
作品のことはよくわからないけど、長野まゆみを思い出しました。
作風が似てるわけじゃなくて、私が長野まゆみを好んで読んでた時の感覚と似てるのかなと思いました。
使ってる単語もちょっと似てるものとかあって。
あ、「月世界」って言葉も出てきました。
でもあの陰気な曲(いや私は大好きですよ!本当に大好きな曲です♪)の歌詞はあっちゃんですよね。
あの当時に影響を受けて出てきた言葉なのかどうかはわかりませんね。
今回の今井さんの歌詞に出てくるのは、ここからだろうなぁと思いますが。
あとは、「花月幻想」というのもおもしろそうだなぁと思って借りたのですが…これもなんかよくわからなかったです(^_^;)
でも、ロマンティックだなぁと思いました。
こういうの書くのもロマンティックだし、歌詞とか見ててもそう思いますがこういうのが好きって時点でロマンティックだなぁと。
あっちゃんが言うように、少年の心を持ってるから、ってのもあるかなぁ。
そして、私が読んでもまったくのチンプンカンプンなこういうのを好んで読んでる人たちの作った作品を私が好きってのも不思議だなぁと思いました。
歌詞に出てくるような「ミシンと蝙蝠」なんて作品もあるみたいですが…たぶんチンプンカンプンだと思うと、もう読む気にならんもん…(^_^;)