「Ophelia」

なんだか優しげな始まり…。
と思って聴いてると、歌入りで優しげな声にビックリしました。
さっきまで「おーまーえにくちづーけを~~」とか歌ってた人とは思えない…(^_^;)
こんなに優しげに歌えるの!?って思っちゃいました。
今までも静かに歌うのはたくさんあったけど。
しかも裏声なんて感情込めにくいのに。
ホント、こういうところで今回のアルバムはあっちゃんの表現力の幅を感じたのです。
そして、どちらのあっちゃんの声もステキなのです…(*^_^*)

「君の匂い~」はコーラスの効果もありますね。優しげなの。

Bメロからはもう彦曲独特の哀愁が入ってきて、サビはキュンキュンですよね。
もうこれは…彦曲の醍醐味というか(笑)

でも切ないだけじゃなくて…間奏とか意外と明るいし、Aメロ繰り返しのところも優しげな雰囲気なんですよね。

ところが!その後のサビになると泣きのメロディだもん…。
心がギュウってなりますね、このメロだけで。
「透き通って」とかのちょっと音が外れた歌い方も涙を誘います…。
で、そういうところが超アナログっぽいのにサウンドはそうでもないっていうバランスね。

そして歌詞がキレイでちょっと怖い感じがするところも、彦曲っぽいかな、と思います。
Opheliaってなに?と思って調べたら、ハムレットの登場人物なんですね。
そして、私でも見たことのある絵が出てきました。
あの場面をイメージしてるんでしょうかね?
調べてみて、ん~上手いなぁと思いました。
情景を羅列することで、心を無くした感じがよく出てると思いました。
そして、情景のみなのに心情も滲み出てるし、怖さもあるし。
ついでに、ラルクの同タイトルも検索に引っかかってきたので歌詞だけ見てみたのですが…同じ題材で比べてみるとおもしろいですね。
あーこれあっちゃんでも使いそうな表現って思うところもあれば、ラルクの方は見る側の心情を表現してるのに対して、あっちゃんの方は誰の気持ちなのかわからないようになってますよね。
Aメロ「君は」のところは見る側でしょうけど、「思い出なんていらない」は見る側か本人かハッキリさせてないというか。どちらかの立場の気持ちじゃない気もします。
あっちゃんの方がわかりにくいけどね…。でも好きだわ~(笑)