私が以前働いていた職場では、複数の関係会社から派遣や出向や教育という名目でいろんな人が来ていました。
そういう私も派遣で行っていました。
夫も別会社から教育で来ていました。
そしてまた別の会社から夫と同じような教育という立場で来ているZさんという人がいました。
 
そのZさん、ちょっとあっちゃんに似ていました。
つまり、かっこいいです。
あっちゃんというよりは、昔の長瀬氏に似てたかな。
とにかく、かっこいいです。
私がその職場に派遣されるのと同時に教育期間が終わったので、私とはあまり関わったことがありません。
夫は私の1年前からいたので、一応同じ課に属していました。
といっても、まったく受け持ちが別だったので、話したことはなかったそうです。
 
つい最近、夫が仕事でZさんと一緒に作業をしたらしく、なんだか浮足立った雰囲気で
「Zさん、すげーいい人だよ」
と言ってきました。
「あーそうなんだ」
と私。
ちょっと櫻井さんに似てるな~とは思ってたけど、私はZさんにまったく興味がなかったので。
でも、私のお気に入りの係長が、Zさんのことを
「あいつは顔もカッコいいし、性格もすごくいい。完璧だ」
と言っていたので、評価は高かったんだと思います。
それでも、
「ふーん…興味ないけど。そうなんだ。でも私は係長の方が断然かっこいいと思うけど」
と思っていました。
夫は、反応薄い私に不満があったのか、
「すげーかっこいいしさ、話し方もすげー穏やかなんだよ。仕事もちゃんとしてるし」
とZさんを持ち上げました。
「係長も完璧だって言ってたしね」
と答えると、なんと夫は
「俺、思わず『俺のこと覚えてますか?前△△にいたんですけど』って聞いちゃった」
と照れたように言ったのです。
「え!?」
と私。
夫がそんなこと言うなんて、ビックリしたのです。
そんなにおしゃべりなタイプでもないし、自分から仲良くなろうってタイプでもないので。
「『俺のこと覚えてますか?』って聞いたの?『前△△にいましたよね?』とかじゃなくて?」
と聞くと、
「うん、でも覚えてなかったよ…。『俺もいたんですよ』って言ったら『へぇ~そうだったんだ』って言われた」
と残念そうな夫…。
「でも、短い期間だったし、話したことなかったしな」
と自分に言い聞かせてました。
 
なんか…『俺のこと覚えてますか?』って、なんか…(^_^;)
フツーそんな風に聞くかな?
しかも『俺もいたんですよ』なんて…夫にしてはアピール過剰な…()
 
その後も、
「いや、俺、Zさんってもっとツンツンした人なのかと思ってたんだよ。すごいいい人でさ。あの人って結婚してるの?」
「うん、してる。美人妻だよ」
「そうか~すごいいいと思うよ。背も高いしさ。かっこいいし。ホント優しくてさ。あ、Zさんって△△にいた時たしか□□に乗ってたんだよ」
と、Zさんの車まで紹介してきました()
「へぇ…」
「あー車の話もすりゃ良かったな…。今度また一緒にならないかな…」
「…」
 
普段、仕事の話も職場の人の話もあんまりしない夫が、珍しいです。
しかも、私まったく興味示してないのに(^_^;)
「ホント、すごいいい人なんだよ」
と、何回も私に言ってきました。
べつに私「顔がいい人って、なんか性格悪い感じするんだよね~」とか言ったわけでもないのに。
夫よ…どうしたんだ?()
次また一緒に仕事することがあったら、ケータイの番号とか知りたがりそうだな…()
話聞いてる限りでは、なんだか片想いっぽいけど()
 
そして私は、つくづく「あっちゃんが好きなのであって、あっちゃんみたいな顔の人はまったく好きじゃないんだな~」と思いました。