新聞で、尾崎豊が亡くなって19年、記念館みたいなやつが取り壊しになったという記事を読みました。
その新聞によると、若者の孤独と怒りを歌い10代の代弁者と言われた尾崎豊でしたが、10年程前に学生にした調査では「何を怒ってるのかわからない」「ひとりよがりで不愉快」という否定的な意見が多かったそうで、共感できるという人は百人のうち2人だけだったようです。
うーん…わかる。
20年程前というと、私は中学生ぐらいでしたが、共感って感じはしませんでした。
暴走族とか、もうあんまりいなかったし。
学校のガラス割ったりするのも「なんでそんなもったいないことすんの?」って感じだし。
そんな私たちは「3無世代」と呼ばれることもありました。
「無関心」「無責任」「無…なんだっけ?忘れましたが(^_^;
とにかく、冷めた感じの世代だったのです。
そして、その中でも私は冷めた感じの人だったのです。
だから彼の歌詞は、暑苦しいというか…なんかこう、不幸ぶっててイヤ、みたいなイメージでした。
でも…20年程前というと、BUCK-TICKでは…『狂った太陽』あたり?
その後も『DTD』とか『S/N』とか…不幸ぶってんのばっかりじゃん!!!
でもイヤじゃないの。
それどころか、わかるわかる、みたいに共感することもあるし。
てゆーかそのあたりにファンになってるし(^_^;
なんででしょう?
たぶん…あっちゃんは、俺もう死ぬ~死ぬ死ぬ~みたいな暑苦しい感じでも、もうやだー俺不幸~って感じのでも、どっか冷めてるというか、最終的にあるのは絶望だからかなーと思います。
(てゆーかそんな歌詞ないけど(^_^;)
それに、尾崎豊の歌詞は怒りが外側へ向いてるけど、あっちゃんの場合は内側オンリーだし。
壊せ壊せ~~って言いながら、眠りたい~お前の中で~~って…結局それ!?って感じだし。
帰ろう~冷たい地下室~~~って、やっぱり引き篭もるのね…って感じだし。
社会に対しても、尾崎豊は怒りかもしれないけど、あっちゃんは違いますよね。
暴力に対するのは悲しみだし、どちらかというと社会から逃げて夢に生きたい感じだし(笑)
二人とも暑苦しく不幸っぷりをアピールしてるのに、むしろ逆のような気がします。
だから合ったのかな~、あっちゃんの歌詞は。
しかし、昔と比べるとかなりスタイリッシュな歌詞になりましたよね、櫻井さん。
今あんまり暑苦しくないもん。
不幸な雰囲気は漂ってるけど(笑)
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