現実なんだ

出産前は、毎日新聞を読んでました。
一番きちんと読むのは、国際面。
私は平和に暮らしてるけど、毎日どこかの国でテロや殺し合いがあるってことを忘れちゃいけない…と思ってました。

でも、それはどこか「遠い出来事」で。

９.１１のテロも、阪神淡路大震災の時もそうでしたが、現実とは思えない…「遠い出来事」という感覚が、今回のニュース映像を見ていてもありました。
それは、あまりに酷いから。
現実にこんなことがあるなんて信じられないのです。
想像を凌駕する現実は、受け入れられないんだと思いました。
ヒドイと涙したのに、「遠い出来事」の感覚でした。
幸い、知り合いがみんな無事だったというのもあるかもしれません。


それが昨日、現実として急に実感しました。
Zepp Tokyoのチケットを購入した人の中に、東北の方が１００人以上いたという寿記を読んで。
そりゃあいるだろう、とは思っていましたが…これが現実なんだ、と思い知らされた感じです。

そして今日のライブ中止のメール。
主催者側は商業的にかなりの損失になるでしょうが、賢明な判断だと思います。
でも、これが現実だということが、悲しくて。
メンバーのメッセージを読んで、また泣いてしまいました。
もしかしたら、Zepp Tokyoを楽しみにしていた人の中には、このメールを読めない人もいるかもしれない…と思ったら、もう悲しくて。


もうこれ以上、犠牲者が増えないでほしいと思っても、どんどん数字は膨れ上がると予想もつきます。
現実は、なんてヒドイんだろう…。
神様、どうか助けて下さい…一人でも多く。
初めて、見知らぬ人のために祈りました。
人為的なものじゃないから防ぎようもないけど…こんなこと、酷すぎる…。
同じBUCK-TICKファンの中にも被害者がいるかもしれないなんて、悲しすぎる…。