BUCK-TICKライブ映像「memento mori 090702」の感想です。


【Coyote】

前奏のあっちゃん・・・手拍子の意味わからん。
つか、そのテンションの意味がわからん・・・。

「武者震い」で、寒そうに体を両手で抱く櫻井さん・・・ステキ。
「あなたの名前口ずさみ」を動きで説明しなくていーよ、櫻井さん。
たいていみんな歌詞覚えてるからさぁ。
でも「屍踏みしめただ歩く」のゾンビみたいな動きと、「僕の名前呼んでくれ」で両手を組むのはステキ。

あと・・・
「俺の名前呼んで」軽く手を広げる
「髪飾り」右手を耳に
「背中の骨」両手で体を抱きしめ揺れる
この一連、全部ステキです。

でも、もっとじっとして歌ってくれても全然いいですけどね。
ホントは、この曲、ずーっと動きなしでも、全然OK。

このあたりで映る今井さんが影になってるのが、とても良いと思います。
人形みたいで。
でも影だけ見ても確実に今井で。
影になることで、「夕日」ってのもよく表現できてるし。

「許しのキス」「イエスのキス」関係、左肩にある自分の右手の甲に口付けるしぐさをしていますが、
これはどういう意味でしょうか?
私は、てっきり口のキスかと思ってたのですが、そうじゃないんですね。
どういう状況??

私は「ホントに10年以上も櫻井さんのこと好きなの?」と疑ってしまうほど、
歌詞を読む能力に欠けてて・・・。
こういう、勘違いというか、彼の見てる風景が自分の解釈した風景とあまりに違ってて
ビックリすることがあります。
これも、その一つ。

間奏で、また跳ねながら手拍子する櫻井さん・・・意味わからん。
この曲でそのテンション・・・なに?

しかし、その後の泥の中を進むような動き
「手の鳴る」両手を耳に添えて聞く
その場で歩く
「僕の名前呼んで」と「胸を妬き焦がす」で両手を組む
「抱きしめたら」両手で体を抱きしめる
これらの動きはステキです。

影今井も相変わらずステキ。

そして、リズムだけになるあの一瞬のストップモーション!
マイクスタンドと右手を広げるようにして止まるあの瞬間、見事・・・!
その後のサビリピート「もう二度とこんな夕日は」なんて、もう震えてしまう。
それまでじっと動かなかった今井さんがこのリピートで左右に静かに揺れてますね。


この曲は、CDの時点で一番好きでした。
そういう曲はたいていそうなのですが、ライブでは「CDの方が良いな」と思いました。
自分の手拍子も、ジャマに感じたし。
でも、それはガッカリってわけじゃなくて、そういうモンなんです。
CDで一番気に入るのは、たいてい地味曲で、ライブではイマイチってことが多いんです。

でも、好きな曲は好きな曲で。
何回も行くうちに、「やっぱりいいなぁ~」としみじみ思いました。
映像もキレイだし、視覚的にはなんといってもユータがあんな風に弾いてる姿が新鮮。
(基本的に「デカいベースにちっちゃいユータ」というバランスが好きな私にとっては、とても良いです。)
こうやってDVDで見ても、静かな情熱に感じ入ってしまいます。

というか・・・もう櫻井さんがいとおしくてしかたない。
結局、それ。
3回この曲リピートすりゃ涙が勝手に出てきます。 いとおしさで。
なのに・・・歌詞の内容がよくわかってないらしい私・・・。

ライブで「HEAVEN」が急上昇したので、今は2曲が同列一位・・・かな。