先日、母からショートメールが届いた。

 

『お母さん自分の人生、不幸ばかりと思っていたけど、貴女もとっても苦労したのね。(中略)お母さんは幸せだけど、貴女は人生大変だね。』

 

えっ⁉️何、どうしたの母よ?

 

確かに、過去には大変な時期もあった。
義理の両親(1回目の結婚で)を見送り、また実家の面倒も見てきた日々。
でも、それらを「不幸」だと思ったことは一度もないんだけどな?
渦中は大変でも、あれこれ経験したからこそ、今の私があるんだよなぁ。🤔

 

三者面談や学生の相談に乗るとき、ご家庭の事情や、その人が生きてきた隠されたストーリーに耳を傾けることで、その人に希望を持ってもらうためのアドバイスができるのだよ。

生まれたときの体重から聴くもん。😀

 

たとえば、食生活のアドバイスからうつ症状が改善し、無事に就職できた学生がいる。

落ち着きのない学生との三者面談では毎朝、ご飯に白砂糖を3杯かけて食べさせていると聞いて、慌てて止めてもらったこともある。立派な白砂糖依存症だったけど、今はちゃんとパパになって家庭を築いている。

神社でお祓いしてもらったとたんに登校できるようになった学生もいる。

 

こういったアドバイスができるのは、私がいろーんなことを体験し、それにスピリチュアルな視点を組み合わせてきたから。
マクロビの知識もちぃっとある。

 

つまり、これまで経験した全てが、今の仕事に活かされているのだ。

「このために体験したんだな」とさえ思うほど。

 

妹に母からこんな内容のメールがきたと話をしたら、父を亡くしてこれまでの自分の人生を振り返って、『何だったの!私の人生は!』と怒りや喪失感を味わっているんじゃないかと心配している。

同じ文面を読んでも、受け止め方って人それぞれなんですなぁー。

私には労わる気持ちが伝わってきたんだけどねぇ。

 

その時、妹が「4段階のー?何だっけ?」と言っていたので、ふと思い出した。
エリザベス・キューブラー・ロスの『人生は廻る輪のように』だ。

そうそう、この本!(AIに画像を作ってもらいました)
「5段階だよー。」と訂正しておきました。

 

この本は、死の受容における5段階説をベースに、人生における様々な喪失や変化をどう乗り越えるかを示唆してくれる。

死だけでなく、失業、離婚、病気、愛する人との別れなど、人生のあらゆる「喪失」に焦点を当てて変化する心理プロセスを考察している。

もう20年以上前の本だけれど、名著です。

売れたんだね。文庫にもなっている。

 

 

人によっては「不幸」に見える出来事も、視点を変えれば、それは未来の誰かを助けるための経験になる。

 

もし今、人生の「喪失」を感じているなら、エリザベス・キューブラー・ロスの本を読んでみて。

きっと、あなたの「心の動きを理解する」助けになります。

 

人間の心理を理解する一助として、一時期ハマりましたもん。

『死ぬ瞬間』や『ライフ・レッスン』もお勧めですが、私は断然この美しい蝶が描かれた本が推しです‼️

 

「不幸」だと思っていた出来事も、実は未来の自分、あるいは誰かのための「必然」だったと気づくかもね!

いつの日か。