そんなこともあった長女の学生時代のエピソードをご紹介。


遠距離通学&通勤の私たちの朝は早い。

育ち盛りの彼女は5時半の朝ごはんだけでは足りなかったようで。。。
 

通学バスの中、同じ高校の男子学生発見!
「ねぇ、何か持ってない?」
毎朝のようにその男子学生からお昼ごはんであろうパンを貰って?(取り上げて?)食べていたそうな。

「〇〇君ってさぁ、養子なんだって。

しかも、今の親って3人目だって。いつも養子縁組解消されちゃうんだってー。
でね、沢山お金持ってて、何で?って聞いたら見張り役やってるって。」

ええっ!娘よ、それはもしかしなくてもヤバイのでは?
朝ごはん+おやつのパンを持たせるようにした。

「数学の先生がうるさいんだよねー。宿題出せって。」
まさか、宿題やってないの?
「そんな程度、やらなくても解けます!って言って、この間は校庭を追いかけっこしたよ。」
ご、ごめんなさい。数学の先生!

「授業がつまらないから、友達3人で抜け出して近くのうどん食べに行ったんだー。」と聞いたのは卒業間際だった。
何もおっしゃらない高校の先生方に心の中で謝った。

「この間さぁ、教室で鍋やったら皆が羨ましそうに見るんだよね。一緒に食べようって誘ったよ。」
これには唖然とした。
ガスコンロや土鍋がなくなったのも、白菜やお肉がなくなったのも犯人はお前か!?
てか、昼休みの教室で鍋!

「先生が授業の手伝いをしてくれって言うから、代わりにパンもらった!」
と実に嬉しそうに言う。
恥ずかしいわー。

そんなこんなで経済的に配慮してくれたのか国立大学に進学してくれた彼女は、今度は天文部の部長だ。
夜に観測に出かけるため車を購入。

アルバイト先の天文台で上映スライドをつくったりと忙しい。

天文学部の公用車扱いとなっていた。


その車で友人たちと全国各地に旅行に出かけていた。
居ないと思って連絡したら「今、金沢~!」とかが日常に。

 

旅先で日本のカードゲーム大会に出場する海外の方々と意気投合したり、

友達の実家でお世話になったり、

どこまででも車で出かけていく大学生活。


そして極めつけは、「今、ペルー!」
よくある海外に小学校を建てようのプロジェクトの一環で同じ大学の色々な学科のメンバーたちと現地に行っていた。
テント生活大変だろうなぁ、と帰ってきてから聞いてみると
娘だけは、現地のシャーマン一家と仲良くなり、その方の家に宿泊。
薬や薬草の使い方とか意見交換してた様子。
小学生の息子さん二人はとってもかわいくて、その子たちの家庭教師もやってきたそうな。
 

小学校建設は・・・?
「あー、それ?他の人がやっていたからいいかなぁって。毎朝美味しい紅茶も淹れてくれるし、ご飯も美味しかった!」
やっぱりそこかーい。

そんな長女も今は料理が得意な一児の母だ。

転勤族の夫を支えながら、遠く離れた地で家族3人で暮らしている。

数年に一度しか会えないけど、子供の頃は喘息でアトピーで夜中に何度も救急外来に連れて行ってた彼女が、たくましく成長してホッとしている。