個人事業主として開業してから、多くの方に助けて頂いた。
 

一人でできない仕事は仲間で割り振る。
例えばExcelの技本は、Iさんの会社で知り合った個人事業主メンバー複数人で書き上げて出版していた。

私は忙しいのでパス。

 

風邪を引いたら誰かが助けるし、お互いに仕事を紹介したり頼んだり。

そんなネットワークが知らず知らずのうちに出来ていた。

 

お互い信用と信頼がベースなのでいい人ばかりだ。
 

いいな、こんな関係。
お互いにリスペクトしながら、それぞれのプロ分野で協力し合って進んでいく。

一人一人が独立していて、一人一人がリーダーで。

素敵な方々に囲まれていて本当に幸せだ。

 

例えば、隣の席になった方は、「昨日の夜、国から電話がありましてね。」と80円切手のデザインを担当することになったと話してくれた。

個展にも招待してくださったので喜んで出かける。

少しの時間でも惜しんでデッサンをされる姿に尊敬の念が沸いてくる。

 

そんなプロの方々と一緒に過ごす日々。

何か恩返しができるといいな。

 

そうだ!異業種交流会を開催して、もっとお互いに知り合ってもらおう。

そうすれば皆さん、もっとご自身の事業を拡げることができるだろう。

 

初年度、信頼できる方々20名を集めてパーティを開催。
2年目には30人になった。

そこから拡がっていくお仕事の流れに感謝の言葉をいただくこともあり、本当に良かったと思った。

 

3年目には思い切って50人をご招待しようと思った。

40名弱までは私の知人・友人で埋まるが、あと10数名が足りない。

 

税務関係でお世話になっている行政書士のHさんに相談してみる。
事務所に行くとちょうどNH〇の社員の方がいらしていた。
彼女が「50人なんてあっという間よ。任せて!」と言ってくれたのでお願いした。

確かに、50人の枠はすぐに埋まった。

 

今年も皆さん喜んでくださったかな、と思っていたころクレームが数件入って来た。

なんとNH〇の社員が連れてきたのはねずみ講の方々だった!

 

これまで培ってきた私の信用はガタ落ちだ。

パーティに参加したら商品を売り込まれたとクレームが続く。
何てことを!

 

お一人お一人が私にとっては大切な仕事仲間だ。

知りもしない、一度もあったことがない方を、NH〇の社員の方の紹介で、しかもHさんの知人だからと簡単に信用した私が悪い。

謝罪を繰り返しながら、今度からお仕事や何かを一緒にする方には絶対に直接会って人となりを見極めようと決めた。

 

すごく反省した。

 

そしてこれは、人生の流れが大きく変わるほんの始まりだった。