現在、全車種を対象に実験中の37路線50区間の総延長は約1650キロ。追加距離は予算の制約で10年度の約2割にとどまる。50区間の実験は3月末までを予定していたが、満1年となる6月下旬ごろまで延長。その後も実施するかどうかは渋滞状況や地元自治体の意向を詳しく確認して判断するが、大半は継続される見通しだ。
計画案は7日の国交省政務三役会議で了承された。9日の民主党国土交通部門会議で提示、正式決定する。
ドライバーの利便性を考慮し、現在無料化実験を実施中か、無料の自動車専用道路に接続している区間を選んだ。自動料金収受システム(ETC)を利用するか現金払いかを問わず無料とする。夜間のトラック無料化実験は、高速道路の利用促進や物流コスト削減の効果検証が目的。
対象車種は中型車以上のETC搭載車に限定する。無料時間帯は原則として午後10時から翌日の午前6時までとする方向。
宇佐から佐伯無料に
大分県内では、大分自動車道の大分―日出(22キロ)を新たに追加する。現在の対象区間がそのまま継続される場合、県内の無料区間は計104キロになる。
同区間の料金は普通車で通常750円。実験対象に追加されれば、宇佐市から佐伯市までが無料になるほか、大分空港道路(日出町―国東市)が昨年12月に無料化されたため、大分空港から大分市や佐伯市までも無料になる。
県は昨年10月、国交省の意見聴取に対して、大分IC―日出JCTについて、▽東九州道の県北から県南までの無料化の検証ができる▽大分市の大道陸橋の撤去時をはじめとした同市内の渋滞対策になる―などの理由で対象への追加を提案していた。
県の梅崎健次郎土木建築部長は「県にはまだ何の連絡も来ていない」と断った上で、同区間について「東九州道を一体的に考えると『細切れ』よりも連続した形の実験の方が有効だ。実現するならいいニュース」としている。
本年度の対象区間は▽大分道大分IC―東九州道佐伯IC▽宇佐別府道路(宇佐IC―速見IC)と日出バイパス(速見IC―日出IC)の全線▽大分道日出JCT―速見IC。
新たな実験区間
【全車種対象(終日)=6月から12年3月末まで】(1)秋田道 北上JCT(岩手県)―秋田中央(秋田県)(2)米子道 落合JCT(岡山県)―米子(鳥取県)(3)大分道 大分―日出JCT(大分県)(4)宮崎道 えびのJCT―宮崎(宮崎県)(5)道東道 占冠―夕張(北海道、今年秋開通予定)(6)舞鶴若狭道 小浜―小浜西(福井県、今年夏開通予定)
【トラックなど中型車以上対象=6月から12月まで】(1)道央道 千歳恵庭JCT―落部(北海道)(2)青森道・東北道 青森東(青森県)―青森―富谷JCT(宮城県)(3)磐越道・北陸道 郡山JCT(福島県)―新潟中央JCT(新潟県)―米原JCT(滋賀県)(4)北関東道(東水戸道含む)ひたちなか(茨城)―栃木都賀JCT(栃木)(5)九州道 鳥栖(佐賀県)―鹿児島(鹿児島県)
大分まで高速代が無料になるみたい
大銀ドームに行きやすくなる
