『知る限り見る限りの風』2010年6月17日投稿の即興詩より | 貞次郎(ていじろう)の即興詩

貞次郎(ていじろう)の即興詩

『ぎゃぐぽりす』の〝なう〟から誕生した即興詩に題名をつけてみました。

『知る限り見る限りの風』

 

 

 

 

 

さりげなく

 

しとやかで

 

ありたい

 

 

 

涼しげで

 

凛とした

 

ひと流れの風で

 

ありたい

 

 

 

そっと

 

包み込む

 

光の

 

カーテンのように

 

 

 

髪を

 

微かに

 

揺らす

 

囁き

 

あるいは

 

木漏れ日でも

 

かまわない

 

 

 

その存在を

 

鏤(ちりば)めていたい