読者の皆さまには、私のお話を楽しみにしてくださいましてありがとうございます。

 

さて・・・”すぐにでも”と言った割には、随分と時間がかかってしまいましたが、「続・未来へ続く恋」の後編が出来上がりましたので、ぜひお読みください。

 

正直、この後編は2つに分けてもいいかなと思うくらい長くなってしまいました。

以前書いていた頃にも良くあったことなのに、学習できていないキューブですタラー

 

それでも、お楽しみいただけたら嬉しいです。

 

このお話しは、「イタズラなKiss~Love in TOKYO」をベースに書いています。

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  一条紗江子物語・・・

   ~続・未来へ続く恋~ ≪後編≫

 

 

「どうする?・・・」
私は、テーブルの向こう側の惣介に顔を寄せて言った。


「思い切って声かけてみたら?・・・照れ臭いだろうけど、同僚だろ?」
私の気まずい気持ちなどお構いなしに惣介の言うことはまさに正論だ。


「でも・・・」


確かに入江先生とは、毎日のように病院で顔を合わせてはいるが、カウンセリングの依頼があった時以外は挨拶をする程度で個人的な話しなど一切することはない。


ましてや琴子さんとは、彼女が産休に入ってからは、出産で入院した時と後は赤ちゃんの検診で病院に来た時のほんの数回しか会っていない。
子育てが落ち着いたらナースに復帰するとは言っていたが、それはまだ先のことだろう・・・


今出て行けばどんなことになるかわかりきっている私は、どうも二の足を踏んでしまっていた。
入江先生には、せいぜい皮肉のひとつも言われるくらいで済むだろう。
しかし、琴子さんに見つかれば、あっという間にナース達の連絡網が駆け巡り、明日のナースステーションでは、たっぷりと今日の出来事を語らされる羽目になるのは目に見えていた。

 

私は、途方に暮れて「はあ・・・」とため息を付いた。
惣介は、何をそんなに気にしてるのかと言わんばかりに呆れ顔で私を見ていた。


そんな時だった・・・

 

「ぱぱ~」と可愛い声が聞こえ、調理場の奥から出て来た琴美ちゃんがよちよちと歩いて行くのが見えた。
そして、衝立の向こうで「おお、琴美~」という入江先生の声が聞こえて来た。


「ちょっと~琴美!・・・ママの方が先に入って来たのに、どうしてパパなの?」
「何わけのわからないこと言ってんだよ!」
「だって、私だって琴美にママ~って抱きつかれてみたいのに、いつもパパ~って、入江君ばっかりじゃない!」
「そりゃ、琴美はパパの方が好きだもんなぁ~?」
「もう!・・・」


私は、琴子さんと入江先生のやり取りに、後ろめたさ半分、得した気分半分で聞き入っていた。
衝立が邪魔で2人の姿は見えないが、毎日病院で見かけていた頃とまったく変わらない2人の様子が想像できた。
そして私は、入江先生がいったいどんな顔をして娘に話しかけているのか、のぞき見してみたい衝動に駆られていた。

 

すると、不意に惣介が私の目の前に自分のスマホを差し出した。


「何?・・・」
首を傾げた私に、惣介はにやりと笑いながら「紗江子が今見たいと思ってるもの」と言って、スマホの画面に写った写真を2本の指を使って広げて見せた。


そこには、抱き上げた琴美ちゃんに頬ずりをしている入江先生が写っていた。
その表情には、病院にいる時の近寄りがたい尖ったオーラは微塵も感じられない・・・


―へえ、入江先生も娘の前ならこんな顔をするのね・・・


「やだ・・・メロメロじゃない。」
私は、茶化すように言ったが、正直感動すら覚えていた。
あの入江直樹にこんな表情をさせる人間が、琴子さん以外にもう一人いたとは・・・


ただ、それは琴子さんと2人きりの時に見せる優しい表情とは少し違っていて、慈愛に満ちたまさに”父親”の顔だった。


「いつの間に?・・・」
私が、クスリと笑いながら尋ねると、惣介は「俺を誰だと思ってるの?」と胸を張った。

 

 

「お前たち、店の中でうるさいぞ。飯まだだろ?何か見繕うから中で待ってろ。」
大将が、言い争う2人をたしなめている声が聞こえて来た。


私達は、琴子さんたちが中に入ったら出て行こうと頷き合って、機会を伺っていた。
ところが、そろそろかなと身を乗り出した瞬間、目の前に琴子さんが現れて私は飛び上がるほど驚いた。


「やっぱり、一条先生だ!・・・わあ、懐かしい~!」
「こ、琴子さん!・・・どうして?」
琴子さんに抱きつかれ、たじろぐ私に、さらに追い打ちをかけるように琴美ちゃんを抱いた入江先生も現れた。


「一条先生は、盗み聞きが得意ですからね・・・」
入江先生が、にやりと笑いながら言った。


―やっぱり・・・


私は、思った通り皮肉を言われてしまった。
それでも入江先生は、「栖原さん、ご無沙汰してます。」と惣介に対しては普通に挨拶をしてくれた。
そして、膨れている私をよそに、男2人はしっかりと握手を交わし、琴美ちゃんが惣介の髭を引っ張って皆の笑いを誘っていた。


どうやら、一度奥に入った2人に、グルメ本のカメラマンが食事に来ているから挨拶をして来いと大将が言ったらしい。
そして、カメラマンの名前を聞いた琴子さんが、私達だと気づいて飛び出して来たようだ。


「何だ?・・・知り合いか?」
大将が一番驚いたのは、言うまでもない。

 

それから、大将は少し早めに店を閉めてしまい、私たちの為にお酒の用意をしてくれた。
私達は、奥の広い座敷に場所を移して、互いの近況を報告しながら楽しい時間を過ごした。

 

こんな時は、琴子さんの独壇場だ・・・お酒も程よく回って、入江先生の呆れた視線にも怯むことなく子育て奮闘記を大いに語っていた。

 

琴美ちゃんは、人見知りをしない子で、大人の間を愛想を振りまきながらご機嫌で歩き回っていた。


「琴美は、栖原さんのことが気に入ったみたいね。」
琴子さんが、テーブルの周りを回っては惣介の髭を触りに行っていた琴美ちゃんが、最後には惣介のあぐらの中に納まってしまったのを見て笑った。


「琴美ちゃーん、可愛いなぁ~。これじゃ入江先生も目の中に入れても痛くないでしょう?」
「そうですね。世の中にこんなに愛おしくて可愛い存在があるなんて、思いもしなかったですよ。」
惣介の冷やかし半分の言葉に、照れもせずに入江先生が答えて、私と琴子さんは思わず顔を見合わせて微笑んだ。


「栖原さんっていいパパになりそう~一条先生、早く結婚して赤ちゃん産んであげればいいのに~」
琴子さんが、琴美ちゃんを楽し気にあやしている惣介に向かって言った。


私は、琴子さんの言葉になぜかドキリとして惣介の顔を見た。
しかし、惣介は琴美ちゃんと遊ぶのに夢中で、琴子さんの声が聞こえなかったのか、私の反応にきょとんとした顔をしていた。


「おい琴子。余計なこと言うな。」
入江先生が、少しお酒の回った琴子さんを小声でいさめると、琴子さんは「だって~」と頬を膨らませていた。


「紗江子も、抱っこしてごらんよ。ふわふわでホント可愛いよ!」
惣介は、ほんの少し気まずくなった空気を知ってか知らずか琴美ちゃんを抱き上げると返事も待たずに、私の膝の上に乗せた。


不意に相手が変わって、目を丸くして私を見上げた琴美ちゃんは、嫌がることもなくすぐにニコっと笑顔になった。


―可愛い・・・


素直に、そう感じた・・・愛おしいという感情はこういうものかと素直に思えた。


カウンセラーという職業柄、子供と接する機会は多い。
しかし、私が相対するのは、いつも心に傷を抱えていたり、心を閉ざしている子供ばかりで、こんな風に健全に育っている小さな子供を抱くのは初めてかもしれないと思った。
私は、何とも言えないくすぐったいような気持ちで、琴美ちゃんの髪を撫でていた。

 

 


「あい原」からの帰り道、私と惣介はしばらく黙り込んだまま並んで歩いていた。
夜も更けて、すでに明かりの消えた店が並ぶ商店街に、惣介の引くキャリーバッグの車輪の音だけが響いていた。


私には、今惣介の考えていることが、手に取るようにわかっていた。

今日の出来事で、高ぶった感情を押し込めようと黙り込んでいるのだと・・・

 

さっき琴子さんに言われたことも、本当はしっかりと聞こえていたに違いない。

上手く気が付かない振りをしたつもりかもしれないが、私の目は誤魔化せない。
 

そう・・・私は、もう随分前から惣介が結婚を望んでいることは知っていた。
しかし、4年前のプロポーズが別れに繋がったことで、再び同じことが起こるのを恐れて彼が言い出せないでいることもわかっていた。


出会った頃の惣介は、まるで世捨て人のように刹那的に生きていた。
そんな彼が、初めて誰かと共に生きる未来を望んだきっかけが私を愛したことだった。
でも、あの頃の私は憶病で、ずっと私を愛し続けると言ってくれた彼の言葉を信じることができず、その想いを拒んでしまった。


しかし、今の私はあの頃の私とは違う・・・

 

惣介と別れた後、入江夫妻と出会い、2人の愛の形を見つめる中で、自分の中にもまだ惣介への想いが燻っていることに気が付いた。
それから、不思議な運命に導かれるように再会した私達・・・迷いを振り切り、頑なな弱さを乗り越えて、私は再び惣介を愛するようになった。


でも、それまでの間、私が辛い別れの場面を何度も夢に見たように、きっと惣介もあの別れの傷をずっと引きずっていたのだ。
もし、もう一歩先に進もうとすれば、今の幸せも失うことになるかもしれないと・・・

 

 

私は、横を歩く惣介に寄り添うと、その左手に自分の右手をそっと絡ませた。
ずっと前を向いていた惣介が、驚いたように私を見た。


惣介が驚いたのにはわけがある・・・

 

それは、おそらく付き合うようになってからもずっと、私の方から惣介の手を握ったことはなかったからだ。
私は、人の心の中はよくわかるのに、自分の気持ちを表すのが苦手だ・・・特に惣介に対しては。


惣介が「愛してる」と言ってくれれば、私も「愛してる」と答えられた。
惣介が抱きしめてくれれば、私もその胸に素直に顔を埋めることができた。
惣介の顔が近づいてくれば、私もそっと目を閉じてそのキスを受け止めることができた。
だから、どれほど惣介の気持ちがわかったとしても、私自身も惣介と同じ気持ちだとしても、自らそれを伝えることは私にはひどく困難なことだった。


とても情けないことだけど、それが今までの私・・・


それでも、今一人で葛藤している惣介に、私の変化を伝えたかった。
本当は、私も惣介と同じ気持ちだということを・・・情けない私にできる精一杯のやり方で。

 

惣介が不意に立ち止まり、私の手を握ったまま正面に回って、私たちは向かい合った。
いやが上にも心臓は高鳴り、握った手を通じて惣介の鼓動も伝わってくるようだった。


「まいったな・・・」


それが、惣介の最初のひと言だった。


「えっ?・・・」
私は、少し意外な言葉に思わず彼の顔を見上げた。


「きっと、紗江子には、今の俺の気持ちなんて全部お見通しなんだろうな・・・」
惣介は、うつむき加減に口を尖らせながらつぶやいた。
私は、そのすねたような表情がおかしくて、思わず笑ってしまった。


「そうね、琴美ちゃんを抱っこして、早くパパになりたくなった?・・・」


「えっ?・・・」
今度は、惣介が驚いて私の顔を見た。


あまりにもさらりと口をついて出た言葉だった。
それは、本当に自分で言ったのかと疑いたくなる程に、まぎれもなく2人の未来を肯定する言葉だったと惣介の顔を見て初めて気が付いた。


「えっ、ああ、その・・・違うの!私ったら何言ってるんだろ・・・」
私は、らしくもなく動揺し、少し前の惣介のようにうつむいた。

 

 

朝夕はだいぶ涼しくなった夏の終わり・・・
人通りの途絶えた商店街のはずれの街灯の下。
足元から伸びた2つの影がひとつに重なろうとしていた。

 

 

惣介は、私をそっと抱き寄せると耳元で「良かった」とつぶやいた。
私は、素直に惣介の腕の中に抱かれると「何が?」と尋ねた。


「紗江子に、はぐらかされなくて。」
「まだ何も言われてないわ。」
「そんなことないだろ。俺が心の中で言ってたことをしっかり聞いてたくせに。」
「そんなの・・・ずるいわ。」


それから惣介は、私をさらに強く抱きしめると、囁くように話し始めた。
「紗江子が望むならこのままでもいいと思ってた。ずっと一緒にいられるなら形にこだわることはないんじゃないかってね。」


惣介の胸に押し当てた耳には、いつもよりずっと早い彼の鼓動が聞こえていた。
私は、その鼓動と共鳴するような彼の思いの丈を一言一句聞き逃すまいと、目を閉じてその想いの中に身を委ねていた。


「・・・でもだめなんだ。紗江子を俺の奥さんと呼びたいし、俺を夫にして欲しい。愛してるからこそ形が欲しいんだって思って・・・」


そして、偶然にも今日、入江先生と琴子さんに会って、2人の幸せそうな姿を見て、その気持ちが抑えられなくなったと惣介は言った。
それから惣介は、深呼吸をするように大きく息を吐き出した。

 

自然と涙が湧き上がって来た・・・

その涙には、感動と喜びとほんの少しの後悔が入り混じっている気がした。

 

彼の気持ちを十分に知りながら、ずっと見て見ぬ振りをしてきた自分への後悔・・・

 

「ねえ・・・私がこのままを望んでるなんて勝手に決めつけないでよ・・・」
私は、涙を隠すように惣介を抱きしめたまま言った。


「えっ?・・・それじゃあ?」「でも!」
惣介の声がぱっと明るくなり嬉しそうに反応した言葉を、私は強引に遮った。
肩越しにも、一瞬で惣介の表情が曇たことがわかる・・・
私は、彼の今の心理を思って、つい吹き出しそうになった。


「こんな所で、しかもお酒の入った状態でのプロポーズなんて嫌よ!・・・今言ったら絶対に断る!」
私は、惣介からは見えていないのをいいことに、口元が緩むのを隠しもせずに言い放った。


惣介は、慌てて私を離すと、両手で自分の口を塞いだ。
私は、とうとうこらえ切れずに笑い出した。


それから私は、惣介の口に当てられた手をそっと降ろすと、その唇に初めて私からキスをした。

からかわれたと気づいて膨れていた惣介は、一瞬驚いた表情を浮かべてすぐに目を閉じた。


私は、心から幸せだと感じていた・・・

 

 

 

思い起こせば入江夫妻に出会った頃の私は、2人のあまりにも強い絆に触れ、あんなに重い恋はできないと感じていた。
しかし、入江先生の真実の想いを知り、琴子さんと心を通わすうちに、私は自ら望んで2人に深く関わるようになっていった。

 

何よりも、傍目にはとてもアンバランスな2人の恋模様を見ているのが好きだった。
そして、いつしか私自身の気持ちも変化していった・・・琴子さんのように真っ直ぐに私を愛してくれる人が現れたなら、もしかしたら私も幸せになれるかもしれないと思える程に。


そして、2年前惣介を追いかけて空港へ向かった時もそうだったように、今日の出来事でまたあの2人が私の背中を押してくれたことは間違いない。


今、私は惣介の真っ直ぐな愛と、彼との未来を心から信じている。
誰よりも彼を大切に思い、彼が何よりも私を大切に思ってくれていることも信じられる。


「やっぱりおしゃれなレストランとか予約した方がいいのかな?・・・あっ、跪いて婚約指輪を差し出すとか?」
「ええ?・・・そんなこと私に聞かないで、自分で考えてよ。」
「そうだ!・・・今度撮影でスイスに行くんだ。紗江子も一緒に行こうよ。マッターホルンの映る湖の前でなんて俺らしいだろ?」
「何言ってるのよ~そんなに長い間仕事を休めるわけないじゃない!」
「わあ、どうしたいいんだ!・・・」

惣介は、頭を抱えて考え込んでしまい、私はそんな彼を見てクスクスと笑っていた。

 


人は、時に思いがけないことに出くわすことがある。
それを、運命だったと捉えるか、ただの偶然だったと思うかは、後になってわかること・・・
しかし、この日私達に起った思いがけない出来事・・・入江先生と琴子さんの幸せな姿を垣間見たことが、私の人生の先行きにも、とても幸せな変化をもたらしてくれた・・・

 

これは、偶然ではなく、やはり運命だと思いたい・・・

 


少し先を歩く惣介は、どうやらプロポーズの演出を考えあぐねているらしい。
私は、惣介の後について歩きながら、思っていた・・・いつか年を取って、プロポーズの場面を思い出す時は、きっと今日の出来事が浮かぶだろうと。


だって惣介は、気づいていない・・・

『紗江子を俺の奥さんと呼びたいし、俺を夫にして欲しい・・・』

 

たとえ、この後惣介がどれ程ロマンチックなプロポーズをしてくれたとしても、彼が振り絞るように言ってくれたこの言葉こそが、プロポーズそのものだと私には思えたから・・・

 

                               END

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

さて、いかがでしたか?

 

直樹と琴子の登場場面が少なくてがっかりという方がいらっしゃったら、ごめんなさい。

このお話しは、「未来に続く恋」からさらに2年後という設定で書き始めたので、あの時妊婦の設定だった琴子は、すでにママになっているわけです。

そんな琴子とパパになった直樹のことを事細かに描写するのは、正直照れるというか、私ごときがおこがましいという気持ちで、さらりとしたした登場となりました。

パパとママになった直樹と琴子の様子に違和感はなかったですかね~??

 

直樹が琴美ちゃんにメロメロな様子だったのは、キューブの理想です。

どれほど頭が切れて冷静な天才だって、娘を前にしたら親バカ、メロメロであって欲しいので…にひひ

 

だいぶ筆も鈍って、途中で心が折れそうにもなりましたが、何とか今のキューブにできる精一杯は込められたかなと思います。

久々に「燃えカス」になり、達成感に浸ることができました。

 

さあ、この後はこのお話を書いているせいで止まってしまっていた別館の方のお話に力を注がねば…アセアセ

 

 

長い後編になりましたね・・・

最後までお読みいただいた方には心から感謝いたします。

 

 

                         By キューブ

 

 

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