読者の皆さま、こんにちはひらめき電球


さて、タイトルをご覧になって首を傾げている方もいらっしゃるでしょうね~!?

なんせ、キューブはドラマをベースにお話を書いていると再三申し上げているのですから・・・ニコニコ


台湾版イタキスは原作にとても忠実に描かれているドラマではありますが、台湾と日本のお国柄

の違いや監督のこだわり(?)などから、お話しの流れはそのままとはいえドラマでは描かれてい

ないエピや設定の変わっているエピがいくつかあります。

その中でも、代表格と言えるのが、直樹と琴子が別々に暮らすことになる、原作で言うところの

「神戸エピ」ではないでしょうかはてなマーク

ドラマでは直樹は”兵役”で離島へ行くという設定になっていて、まさに日本ではあり得ない台湾な

らではの設定に、放送当時にはキューブはいろいろな意味で戸惑いながら観た記憶があります。


でも、今回のレポート(うんちく)で取り上げるのは、ドラマの設定ではなく、原作の設定ですビックリマーク

イタキスのコミックをお持ちの方は、ぜひどこにしまってあるのか思い出してからこの記事を読ん

でくださいね・・・ひらめき電球

きっと、「神戸エピ」をもう一度読み返してみたくなるはずですから・・・にひひ



では、前置きはこのくらいにして、いよいよ本題に入りましょうひらめき電球

(もう、めっちゃ長い記事になると思いますので、どうぞ覚悟して読んでくださいね~(;^_^A アセアセ・・・)


つい先日のことです。

キューブの元に、ある読者の方(仮にYさんとします)からのメールが届きました。

そのメールには、Yさんが以前からずっと疑問に思っていらした「神戸エピの謎」について、Yさん

の見解をキューブがどう思うか、またキューブだったらどんな見解をし、もしお話を書くとしたらど

んな展開にするか・・・といった趣旨のことが綴られていました。


キューブは、このYさんのメールを読んで、Yさんのおっしゃる「神戸エピの謎」を、実は原作を

読んだ当初に感じたことがあったことを思い出しました。でも、ドラマの中ではまったく矛盾しない

設定になっていたのですっかり忘れてしまっていました。


そこで、ぜひ読者の皆さまにもぜひこの謎について考えて欲しいと思い、Yさんのお許しを得て、

こうして記事に書かせていただくことにしました。


さぁ、ではその「神戸エピの謎」について説明しましょうひらめき電球


まずは、原作コミックをお持ちでない方のために、この「神戸エピ」の導入部分をお話し仕立てに

してみましょうね・・・ニコニコ

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



「琴子!・・・それからみんなにも話があるんだ」

直樹は、直樹の卒業式のことで盛り上がっている家族に声をかけた。


「あら何?あらたまって・・・」

紀子の声に家族全員が直樹に注目した。


「今日、教授から話があって・・・オレの勤める病院、神戸の病院にしようと思うんだ」

直樹の淡々とした物言いに、一瞬何を言われたのかわからず戸惑いの表情を浮かべた琴子は

次第に目を大きく見開き、声を震わせながら直樹に尋ねた。

「と、斗南大病院に行くんじゃないの?・・・」


「最初はそのつもりだったけど、もっと専門分野を勉強したいんだ・・・だからその専門の病院に・・・」

直樹は、あくまでも冷静に琴子に語りかけた。

しかし、琴子は直樹の言葉を遮って叫んだ。

「だ、だって!だって、こ、神戸ってすごく遠いのよ!・・・往復6時間もかかっちゃうよ!どうやって」


うろたえながら直樹を詰問する琴子に、直樹は淡々と答えた。

「通わない。それは無理だよ・・・この家を出て神戸に住むつもりだ」


あまりのことに言葉を失った琴子の後ろから紀子が身を乗り出した。

「お、お兄ちゃん!本気で言ってるの?」


「ああ、そこの権威の先生からも誘いを受けてるんだ・・・何年かそこで勉強して、帰ってくるのはその

あと・・・」

その先の言葉は、琴子が「入江君!」と叫ぶ声に遮られ、直樹は目を伏せてただオロオロする琴子

の言葉を聞いていた。

そして、自分も一緒に神戸に行くという琴子に、直樹は決定的とも言える言葉を伝える。

「オレ一人で行くから、おまえはこっちでちゃんと勉強しろ」


「や、やだ!そんなの、入江君と離れるなんて・・・」

「お前があと1年こっちで勉強して、卒業してから来ればいい・・・」

「いやっ!!1年も離れてるなんて絶対にイヤ!」


興奮状態の琴子は、直樹の言葉にも耳を貸さず、ただ不満を訴えながら紀子の胸に泣き崩れた・・・


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

(w_-; ウゥ・・書いてて苦しい・・・


と、まぁこんな感じで原作の「神戸エピ」は始まります。

しかし、「謎」の部分は、この後直樹が神戸から帰って来たときの展開です。

ただ、それが「謎」なのは、この導入部の直樹のセリフが重要なポイントになるわけです。


さあ、もういい加減焦らすのはやめましょう・・・(= ̄∇ ̄=) ニィ


「神戸エピの謎」・・・それは、直樹はなぜ神戸から戻って来たのかはてなマークということです。


導入部の直樹のセリフを見ると、直樹は神戸では「何年か勉強して」と言っています。

そして、琴子にも1年勉強して看護師になれたら神戸へ来ればいいとも言っていますね。

それは、決して1年くらいでは帰っては来ないという前提の元に言ったセリフだと思えるわけです。

ところが、琴子が看護師になるまでの1年間+琴子が神戸の病院の空きを待っている2か月で

直樹は琴子の元へ帰ってきます。


キューブは医療関係のことに関してはまったく無知なので、研修医の研修期間がどのくらいのもの

なのか、またどういった決まりごとがあって進められるのかはよくわからないので、Wikiでちょっと調

べたところ、↓このような記述がありました。


『病院独自に「前期・後期研修医」の名称を使用することがあるが、研修医(広義,1-5年目程度)=

研修医(狭義,=前期研修医,1-2年目) + 後期研修医(3-5年目程度)としていることが一般的

である。一般に「研修医」の語を使う場合、「前期研修医」を指す。


これを読むと、研修医として研修をする期間には、意外と幅があるんだなということがわかります。

ただ、メールをくださったYさん曰く・・・研修医が研修先の病院を変えるということは常識的に考えれ

ばそう簡単なことではないといいます。

そこで、では、なぜ直樹は帰って来たのか?もしくは帰って来られたのか?という謎が生まれると

いうことなんです。

直樹は斗南大に戻って来た時点でもまだ研修医だったわけですから、Yさんのおっしゃるように研修

先を簡単に変えられないということであれば、確かに疑問はもっともだなとキューブも思いました。


その点、ドラマの「馬祖エピ」はそういった矛盾が生じない上手い展開になっていたなと今さらなが

ら思いました。

兵役なら期限がありますからね・・・そして実際にドラマの中でも「どのくらい?」と尋ねた琴子に、

「1年くらい」と直樹が答えるシーンがありましたから。



さて・・・ここまで読んで読者の皆さんはどんな風に思われましたかはてなマーク


「な~んだ!そんなこと?・・・別に気になんな~い!」という方は、ここまでさんざん焦らして、長々読んでいただいて

申し訳ありません``r(^^;)ポリポリ・・・でも、興味を抱かれた方は、ぜひこの先へもお進み下さい。



もちろん、「何年か・・・」と言った直樹のセリフをそれが丁度1年2カ月だったんだと言ってしまえば

それまでですが、やはり「何年か・・・」と言うのであれば、それはあまりにも短すぎますよね。

そして、それが確かに研修医として矛盾する展開だったとして、ではなぜ直樹はわずか1年余りで

神戸から戻って来たのかという理由が、原作の中には一切書かれていないんですよ・・・


ドラマの中でも、直樹は何も言わずに突然帰ってきて琴子を驚かせましたが、直樹はその理由を

「兵役の期間が短縮された」とちゃんと説明していますね。


そうなると、本当は兵役よりももっともっと長い期間神戸にいるはずだった直樹が、突然帰って来た

理由は何だったのか気になりませんか・・・はてなマーク



正直に言って、Yさんからのメールを読ませていただいて、同じように「なぜ?」と考えた時、キュー

ブが一番最初に思い浮かべた理由は、きっとYさんをガッカリさせてしまうようなことでした・・・あせる


それは、もうただ単にものかきの性というかクセというか・・・「書く側」の立場から言わせてもらえば

読者が何を期待しているか、どういう展開にしたら喜んでもらえるかを考えてお話を組み立ててしま

うということですね``r(^^;)ポリポリ

つまりは、常識的な理由を無視してでも、琴子が看護師になれたタイミングで直樹が「入江家」へ

戻って来なければ「イタキス」は先へ進めなかった・・・という理由です。

確かに、直樹と琴子が神戸で2人きりのラブラブな生活をするというエピも見てみたい気はします

が、やはりイタキスは2人が「入江家」にいてこその「イタキス」だからという考えがまずひとつです。



ただ、お話しの隙間が大好きで直樹の心理マニアのキューブとしては、ここに常識を踏まえた上で

の「理由」を考えたくなるのは当然のことですよね・・・( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ


そこで、Yさんからのメールをいただいてからコミックを引っ張り出し、目を皿のようにして神戸エピを

復習したところ、やはりキューブなりの仮説がいくつか浮かびましたのでお話ししようと思いますひらめき電球にひひ



仮説1・・・直樹が1年で帰ってくることは最初から仕組まれていたことだった。

キューブ的には、この仮説が一番直樹らしいかなと思うのですが、元々1年間という約束で神戸に

行くことになっていたにもかかわらず、直樹が先に大学を卒業してしまうことで気持ちの萎えている

琴子を奮起させるために、ひと芝居打ったのではないか・・・という説です。


仮説2・・・直樹がめっちゃ優秀だったため神戸での研修期間が短くなった。

これはもうタイトルを見ての通りですが、普通なら数年かかる神戸で学ぶべきことをスーパー天才

ゆえにわずか1年で習得してしまったから・・・という説です。


仮説3・・・琴子がすぐに神戸に来られないと知って直樹が自分から戻ることを希望した。

これもまた直樹が優秀ゆえに叶う説なのですが、琴子と1年離れて暮らしてみて、直樹自身も琴子

のいない生活に耐えられなくなっていて、そこへ琴子が看護師の試験に合格してすぐに神戸に来

られないとなった時、直樹の方から教授や院長に懇願して、斗南大に帰してもらうことにした・・・とい

う説です。


仮説4・・・直樹の頭脳を欲しがった斗南大が直樹を呼びもどした。

直樹が神戸での研修を希望した時、斗南大ではそれを素直に受け入れたのかなと思うんです。

直樹ほど将来有望な医師はそうそういないわけですから、斗南大としてはできれば外へは出したく

ないですよね。そこで、何らかの理由をつけて直樹を呼び戻したんじゃないか・・・という説です。

たとえば仮説1のように直樹の希望として1年という場合もあるし、斗南大側からの条件で1年だった

と考えてもいいように思います。



さて、この仮説・・・最初のものかき側からみた仮説も含めて、読者のみなさんはどれがいちばん

もっともらしいと思いますかはてなマーク

ここでひとつ注釈を加えたいのですが、実は仮説1~4の中にはメールをくださったYさんの考えら

れた仮説が1つ含まれています。それがどの仮説かということはあえてお知らせしませんので、もし

このうんちくに興味を持たれましたら、ぜひご意見、ご感想、さらには読者の皆さんの考えられた

仮説などもお聞かせいただけると嬉しいです。



ただ、いずれにしても、どの仮説にも矛盾は付きまといます。


たとえば、直樹が元々看護師試験に合格したら琴子を神戸に呼び寄せようと思っていたのなら、直

樹ならもっと根回しをしていたんじゃないかなということです。

自分のいる病院に看護師の空きがあるかどうかを調べておいて、もししばらく空きが出ないようなら

神戸にある他の病院を探しておけば一緒に暮らすことは可能なわけですからね。


さらに、もし最初から1年で戻ってくるつもりでいたのなら、琴子が神戸の病院で働きたいと申請した

時点で、その必要はないと言ってあげるべきだと思うし・・・


神戸から戻って来た直樹の登場シーンを見ても、すでに斗南大の医師として赴任しているわけです

から、それまでの諸々の手続きをすべて琴子や家族には秘密にして進めていたということになるわ

けですから、やはり計画的だったのかなとも思います。



そうなってくると、キューブの頭の中には、はっきりと多田先生の顔が浮かんできます(≧m≦)ぷっ!


元々多くを語らない直樹ですから、帰ってくることを誰にも知らせなかったのはアリな話しです。

そして、やっぱり再会の場面を盛り上げるためにも、琴子は何も知らなかったということにした方が、

ずっと効果的だったとも思います・・・


つまりは、矛盾は覚悟の上での場面重視、感動重視を目論んでの展開だったのかな・・・と。にひひ



これだけダラダラと書いて来てこの結論付けじゃ、ちょっと申し訳ないですね・・・でも、やはり全ての

辻褄が合う仮説はどうも思いつきません。

なんとか無理やり合わせようとするなら、キューブ的にはものかき側の仮説+仮説1のエピが一番

しっくりいくかなと思いますが、いかがでしょうかはてなマーク



いやはや・・・予告通りホントに長い記事になりましたあせる

だいたい、この記事自体、キューブはYさんにメールをいただいた時点でものすごく興味を持って

何度もメールでお話ししながらぜひうんちくとして書かせて欲しいと思いましたが、読者の皆さんが

果たして興味を持って読んでくださるかという不安があったので、ドキドキしながらみなさんの反応

を待つことになりそうです。


ただ、この記事を書くために原作コミックの「神戸エピ」を何度も読み返したり、研修医について調べ

たり、仮説を考えたりしているのは本当に楽しかった音譜


メールをくださったYさんにしてみれば、「神戸エピの謎」についてずっとどうして?と疑問に思って

悩んで来られたことをキューブに打ち明けてくださったわけで、それを題材にして記事を書いて「楽

しかった」というのも不謹慎なのかもしれませんが、こういった機会を与えてくださったことを心から

感謝いたします。


果たしてYさんの納得のいく記事が書けているかはわかりません。

もし、ご不快な思いをさせてしまっていたらごめんなさいね・・・でも、キューブの思うこと、考えた

ことを正直に書かせてもらいました。

少しでも、Yさんが喜んでいただけたらいいなと思っています。




さて・・・今回のうんちく、いかがでしたかはてなマーク

結局は、なんだかまとまりのない記事になってしまっていてスミマセン・・・あせる

それでも、最後まで読んでくださった皆さまには、深く感謝いたします・・・合格



記事の途中にも書きましたが、ご意見、ご感想をお待ちしていますビックリマーク


少しでもたくさんの読者様が、興味を持ってくださっていますように・・・(○ `人´ ○) タノンマスー!



                                               By キューブ



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