現在、不定期で「サイコロ10個でゾロ目を出す 枠」という放送をやっています。
あまりにも馬鹿げた内容なのですが、ちょっとした思惑があります。

それは
「確率の個別における印象と総合におけるデータの違いを実感しよう」
ということです。

どういうことか。

世の中ではあちこちで、確率が使われています。「降水確率」「パチンコ」「宝くじ」などなど。確率はとても身近なものなのです。

一方で、こんなことを思ったことありませんか。
「言われている(公表されている)確率と結果が違う!」、と。

計算上で成り立つ確率に対し、実感する確率が違うというふうに感じることが多々あるようです。

確率には「大数の法則」というものがあります。確率は、試行回数(あることを行う回数。宝くじなら購入数)が多いほど正確な確率に近づくという法則です。逆に言えば、少ない試行回数では確率があてはまらない場面があるということ。
世の中の確率は、不正などを除けば、基本的に公表されている確率に当てはまっているものがほとんどです。しかし、その確率を実践する人間の行動は、大数の法則から見ればわずかなものであり、その結果、計算との違いを感じてしまうようです。

確率は「わかっているようでわかっていない」という人が多いのが現場です。そして、それを悪用して騙そうとする人がいることも事実です。「ロト6攻略法」などがその代表でしょう。

確率は正しく理解できれば、とても役に立つものです。その基本を学ぶ資料として、このような生放送を始めました。

ひとまず、生放送1日目の動画と、そのときのデータを用意しました。

【確率】サイコロ10個でゾロ目を出す 枠 第1日目【奇跡!?】 録画 ←ニコニコ動画です。
データ】←Googleドキュメントです。

まずは動画を見てみてください。そして、どんな印象を受けたか、よく覚えておいてください。例えば、よく出る数字やパターンは何か、合計はどうなっているか、などです。
次にデータを見てみてください。自分が受けた印象と実際のデータは同じでしたか?違っていましたか?そして、データからどんなことが読み取れるかも考えてみてください。

決して難しいことではありません。数字がいっぱい並んでいますが、単なるサイコロの出目の記録と、その合計や平均などです。項目の細かい説明は、次回以降で行います。

他にほしいデータがあれば意見してください。可能な限り取り入れていきます。

それでは、確率の世界へ参りましょう。