ヴィジェ「これは祖母の口癖なんですが、頭は生きてる内しか使えないんだから生きてる内に使っとけ、心で決めた自分の道を人生って言えるように。」
Buronko「………悪い物食べたんです?」
ヴィジェ「盛大に水を差しますね。」
Buronko「いあ… いきなり名ゼリフ紹介されても『すごいなーあこがれちゃうなー』で終わる 何故それを紹介したくなったのかのKいィを話すといい」
ヴィジェ「それじゃ…。ジャーのブログ、見ましたよね?」
Buronko「山形に閉じ込められたってやつだな?寒変えのおかげやら家族の優しさが垣間見えるハートフルストーリーインヤマガタナウオンセールカミングスーン」
ヴィジェ「ナウオンセールやカミングスーンはいりません。正直うるうるってきた記事で、ぷちアンビリバボーを見ている気がしました。」
Buronko「ふむふむ」
ヴィジェ「そこで思ったのが、『自分も同じ状況じゃない?』です。」
Buronko「…e oi みs おい」
ヴィジェ「少し話は違うんですが。自分家は貧乏なのでガソリン車でなくディーゼル車です。なので取ってある軽油があるので、余裕とまでは行きませんが新潟には往復できるし、他の人たちよりはまだマシな状況でした。」
Buronko「すんなりと問題が解決された 大楕円ではないか」
ヴィジェ「大団円ですよ。しかし昨日、近くにすむ堀部さんが車を貸してとやってきたんです。」
Buronko「そいつは車泥棒だな 急いでお縄にすべき」
ヴィジェ「近所の堀部さんって言ってるでしょ!話を聞くと、妹夫婦と甥っ子が津波に遭って連絡が着かないとのこと。何らかの情報で、避難所にいるらしいが移動手段がないと知ったことを聞きました。迎えに行ってあげたいけれど、ガソリン車しか持ってなくて帰って来れない。車を貸して欲しいということでした。」
Buronko「……どうしたんだ?」
ヴィジェ「祖母は急いで軽油を満タンにして、ジェリカンに予備の軽油を詰めました。」
ヴィジェ祖母「これなら帰って来られっぺ。車いっぱいに服やら毛布やら飯やら詰めて、急いで行ってけろ。」
ヴィジェ「堀部さんは祖母に頭を下げて、車を借りていきました。なので堀部さんたちが帰って来ない限り自分は山形から出られません。」
Buronko「……今日は朝から雪だな」
ヴィジェ「……はい。」
現代社会はこうも脆いか…。
Buronko・ヴィジェ「乙」