さて、続きです。
え~、パンツのくだりで終わったそのイチ…
ステージには和柄のシャツにズボン、頭には黒の手ぬぐいを被りまして、本人曰く「焼鳥屋のにーちゃん」スタイル。まっ、ラフです。
登場からいきなり激しい曲調のクラシックが流れまして、一心不乱に指揮をしながら現れました。
そして曲と指揮に合わせて、父・ヒロシのお話を…
「ふきの葉で尻拭くときは気をつけろ。葉の裏にはトゲがあっかんな。」
という衝撃発言!
曲も見事に決まりましてね…
昔、外にトイレがあった時代にお腹を壊していたヒロシさん。
トイレに入り、用は足したものの紙が無いことに気がつく!
そして何を思ったか、外に生えていたふきの葉でお尻をふくことに…
でもふきの葉の裏にはトゲトゲがたくさんついてましてね。
お尻が傷だらけになった経験から、けしてふきの葉でお尻はふくな!という名言を息子・顕に残したと…
なんともバカバカしいお話でございます(笑)
ヒロシさん。下ネタというかウ○コ話が大好きだそうで、酔っ払うとしょっちゅう、そんな話題になるそうな。
みな笑ってるけど、他人の親だからだよ。自分の親だと笑えないから~って顕ちゃん。
でもそんな話をしてる息子の顔は嬉しそうなんだよね~
でもって、ひとり語り、完!
ええーっ

袖に引っ込む顕ちゃん。
あわててアンコールの拍手を送る客席

再び舞台上に登場しました顕ちゃんは片手にウイスキーの小瓶とお皿にのったおつまみ、そして一冊の本を持っておりました。
「これからアフタートークが始まりますよ~
アンコールありがとうございます!」
なんて(笑)
遅れて入場された方には、「残念だったねぇ。本編終わっちゃって、今からアフタートークよ。」など話してました。
まさかの本編終了からのアフタートーク!
すごい演出プランだわ

でも本当はこれからが本番!
気楽なスタイルで始まった本番…もといアフタートーク(笑)
その土地にある名産品をおつまみにしてウイスキーを飲むのが楽しみと語りながら、クピッと一口。
小瓶からじかに飲まれてました。あれ、多分本物のウイスキーだよなぁ~

仙台では牡蠣の燻製に笹カマ、あとホヤでしたね、おつまみ。
ホヤを口にした後、飲み込まず、喉に一旦留めて置いてからウイスキーで流し込むのが、うまいつまみを食べながら飲むコツだと言い、実践。
そんな感じでユルユルなスタイルで始まりましたが、自然と流れは父・ヒロシの話題が盛りだくさんのエッセイ、「北海道室蘭市一丁目43番地」の話に。
こちらのタイトルは安田家の本籍地なんですが、もう今は無い住所。
でも変えるつもりもないしと、父と子、ずっと同じ本籍地でいたい様子でした。
また勢いで本籍地をタイトルにしちゃったけど、本籍地っていう個人情報を上げちゃって、恥ずかしい!お願いだから悪用しないでね~なんて笑ってましたけど。
どこかこの本籍地に愛着が深くあるようにも思えました。
さてそんなタイトルのエッセイからひとつのエピソードを朗読。
ヒロシさんとは顔も声も似ているそうで、ヒロシさんの会話の部分はすっかりとヒロシさんになりきり朗読されてました。
笑い方なんか、すごくリアル?で、味のあるお父様ですね。
ふきの葉でお尻拭いちゃうけど(笑)
自分(顕ちゃん)が生まれてきた日の様子を酒に酔うたびに何度も何度も「あれは雪がしんしんと降っていてなぁ~」と話すそうです。
何度も聞いたと言っても、酔うたびに話すそうな。
顕ちゃんのお兄さん(長男)が生まれた時にはお母さん(奥さん)に菊の花束持って来ちゃうし、なんとも憎めないヒロシさん。
父の話をする息子。
とってもいい顔してましてね、聞いているこっちもなんだかほっこりとあったかくなる、自然と顔が笑顔になってるんですね。
本当に父に対する愛情がにじみ出ていたし、父が家族に向けた愛情もまた深い!と感動してしまいました。
ただ、内容はウ○コネタだの、酔っ払いネタだったりするんですがね(笑)
お次は指向を変えまして、今までのような緩めな朗読スタイルではなく、スクリーンを利用した活劇、活弁士スタイルになりました。
昔の無声映画のように、画像に声やナレーションをつけていくもの。
もちろん題材は父・ヒロシ。
若かれし頃のヒロシの恋バナでございます。
役者は、そう!息子・顕。
作りが完全に昭和ね香り満載なので、「昭和のイケメン」との異名?を持つ顕ちゃんには、かなりキュンキュン来ちゃいましたね

七三まではいかないものの、昭和チックな髪型で演じる顕ちゃん。
父・ヒロシの若い時分のおバカな下ネタ話やら、片思いの女性に振られた話やら、そしてのちに結婚相手となる女性(母・カズエ)との出会いから交際申込み、初デートでのエピソードなどなど、白黒の無声映画がスクリーンに流れ、それに対して活弁士と化した顕ちゃんがまくしたてる!
確か活弁士の名前は、四十迄呑瓶?シジュウマデノンベイだったような。(違ったらご容赦!)
この活劇、かなり面白かったです。
安田劇場の第二幕とでも言いましょうか、相変わらず裸になるシーンもふんだんだし、笑えます!
さて、ここらでまたまた続きます!