この間、久々に落語を聞いてきましたニコニコ
今回は春風亭小朝師匠の独演会を母と一緒に行ってきましたニコニコ
演目は下記の通り。

「芝浜」
「三枚起請」
「親子酒」

小朝師匠はさすがでしたグッド!
やはり人を引きつける話し方がお上手ひらめき電球
演目に入る前の話題の振り方なんて自然でしたし楽しい!

また芝浜に入る前にスッと羽織を脱ぐ一瞬は見事でしたね~
鮮やか!美しかったわ。
実はこの羽織を脱ぐ一瞬が好きだったりします。
どの噺家さんが上手に脱ぐかを毎回楽しみに見ています。
小朝師匠、とても良かったニコニコ


さて本題。芝浜。
この噺は有名ですが生で聞くのは初めて。

なまけぐせがある魚屋のセイさん。案の定、1ヶ月近くも仕事もせず飲んだくれている。
がしかし、ようやく妻に諭され商売をするために河岸に向かうことに。
朝早く出かけたわいいが、時間を間違えて起こされ出発したもんだから河岸はまだ開いてない。時間をつぶすために芝の浜辺へ。
その浜で汚いひとつの財布を見つけたセイさんは財布の中を開けてビックリ!
中にはなんと50両もの大金が!
急いで財布を懐にしまい、家へ戻り、妻へことの次第を打ち明け、すっかり上機嫌でもう商売なんぞせず、この大金で優雅に暮らすんだと酒をくらって寝てしまった。

再び妻に起こられるセイさん。
妻は早く起きて河岸へ行っとくれと話す。
だが大金が手に入ったと話すセイさんは出かけようとはしない。しかし妻はそんな大金なんてしらないと言う。夢でも見たんじゃないかとバカにされ、セイさんは半信半疑、いや、夢だったと思い、こんなバカげた夢まで見るようじゃおしまいだと、心を入れ替え、酒断ちを誓い、商売に精を入れることに。

真面目に働き、めでたく3年の月日の間に小さな店を出せるまでになった。
そんな大晦日、妻から見覚えのある財布を差し出されるセイさん。

実は夢だと言い聞かされていた大金が入った配布を拾ったのは夢ではなく本当だったこと。
妻が嘘をついたのは、このままではセイさんが働かないダメな人間になってしまうと心配して、夢だったということにしたと。
その財布は番屋に届け、このたび引き取り人が出なかったため、引き渡しされて戻ってきたのだった。

妻はこの一件を詫び、今夜はずっとやめていたお酒を存分に飲んでくださいと話すが、セイさんはそんな妻のありがたい心情を悟り、「いや、また飲んだら夢になっちまう」と一言残し、この芝浜という噺が幕を閉じます。


やっぱり名作と言われる噺だけに感動しました。
確か先代の圓楽師匠が十八番にしていたと思います。

そのほか、三枚起請は吉原の花魁に結婚の約束を誓う書面(起請)が元で騙された3人の男の噺や、お酒が大好きな親子がお互いにバレないように酒を飲んだあとのごまかしあいの噺をたっぷりと聞かせてもらいました。

飽きることなく存分に楽しませてもらいましたニコニコ


次の落語の予定はチケットが取れれば4月の鶴瓶噺。

定期的に聞く落語はやっぱりいいなぁ~
楽しいひとときでしたニコニコ