行ってきました~ 天王洲にある銀河劇場へ、今年初の落語会。
今回は「落語初心者、大歓迎!寄席」とうたっておりますように、落語初挑戦の音尾琢真が一席つとめます~
また、見にいらしているお客様も8割方が初めてという熱気でした。
琢ちゃん、一生懸命、お稽古・自主トレして挑んだだけ有り、かなりの旨さでしたよ☆
これが無事に終わってやっとお正月がきた!うまい酒が飲める!と言ってましたが、緊張の中、30分近くもある演目をしっかりとやり通しましたよ!
演目は「明烏(あけがらす)」。
内容は、とある大だなの若旦那は生真面目で家では小難しい本ばかり読んでいる。そんな真面目すぎる息子を心配?してか、多少の夜遊びなんぞをさせてみるかと、父親が町で顔見知りの悪坊主にちょいと頼み込んで吉原へ連れ出してもらおうと一芝居打つところから始まります。吉原と言えば遊廓。そんなところに行ってきなさいなんて直接言えるわけがなく、「浅草にある観音様にお参りに行き、そこはたいそう身なりを気にするところだから、良い着物を着て、また金子も多目にもち、なんならお参りだけでなく、おこもりして、たいそう深く参拝してこい」と相成るわけで、真面目な息子・若旦那はわかりましたとばかりに悪坊主ふたりに連れられ、うまくごまかされながらやってきた吉原。
入口には「大門(おおもん)」と呼ばれる黒い大きな門があり、その先には「見返り柳」と言われ、吉原に憧れる男は一度は拝みたい、吉原に通う男はその柳の下でもう一度、後ろを振り返り吉原を懐かしむ… そんな名物な柳の木。
その二つを見てもまだ吉原と気がつかない若旦那。
手慣れたもんの悪坊主ふたりはしめしめと若旦那を遊廓に上げさせ、飲んで食べての三昧。
しかしやっと様子が変だと気がついた若旦那。ここは吉原だと知ってしまい、さぁ焦った。そんな恥ずかしいことはできないと帰ると言い始める始末。それを必死に止めるふたりが考えた策が、入ってきた大門には門番がいて、逐一出入りする人物、人数、入った遊郭を書き記してあり、いまここで若旦那ひとりが門を出て帰ろうものなら、残りのふたりはどうしたと聞かれ、違えば縛り上げられてしまうと嘘をついたのでした。もちろんそんなことはないのですが、純粋な真面目な若旦那は信じ帰るのを躊躇し、結局花魁と共に一夜を過ごし、朝を迎えた。ただ、悪坊主ふたりはただ飲んで寝てしまったか、花魁に振られ、朝まで待ちぼうけ喰らったりと散々。
さぁ朝になったし、そろそろ帰るかと若旦那を迎えに行くと、これがまたなかなか帰ろうとはしない。ならば若旦那を置いて帰ろうと出て行くふたりに若旦那が一言…
「お前たちは帰れないよ。だって大門で縄でくくられてしまうじゃないか」
と、言うオチで終わるお噺です。
要は悪坊主ふたりが若旦那を引き留めるために行った、大門には門番がいて、人数と…の云々が最後にきて、自分たちのクビを絞めちゃった!っていうオチなんですがね。
シャレというか、いかにも落語だねぇ~っていう噺でした。
この噺には登場人物が6人出てきます。
若旦那、父親、悪坊主ふたり、遊廓の女将、花魁。
うまく声色を変えてやってましてね、ここは本当に力量が出たって感じでした。
その中のひとりは完全に福山雅治でした(笑)
ただ落語は座布団に座って、顔を左右に振ったり、手拭いと扇子の小物だけで多数の人物や風景、様々なものを表現していくものなので、非常に難しい。簡単なようで難しい…
ひとりで何人も演じ分けなければならないし、舞台とは当然違うので苦労したと思います。
でも芸達者な琢ちゃんですからね、やりとげましたよ!
少し緊張のあまり、噛んじゃったりはありましたけれど、足は痺れちゃったみたいだったけど(笑) 大役を無事につとめあげました。
お稽古は今回一緒に高座にあがった、林家たい平師匠がつけてくださいました。
お稽古当初は違う演目を用意していたそうですが、琢ちゃんの希望で明烏をやることになったとか。
またお稽古はたまたま予定が合った日に帝国ホテルの客室で、ツインベッドにそれぞれ座り、やったそうです(笑)
あと洋ちゃんが貸してくれた五代目圓楽師匠(お亡くなりになられた圓楽師匠の方、先代ね)のDVD3本中、2本は中身が空で(爆) なんとか合った1本を見たけど、結局、残り2本は見れずじまいだったと…
洋ちゃんにメールしたら、
「あ~悪い悪い~ちゃんと貸すからね~でも俺らしいやぁ~」
とだけ返事が来たそうで。
でも無かった2本は本番までに間に合わず、貸してもらえてないそうです(笑)
今回の経験でまた高座にあがりたくなった、クセになりそうだと話していて、また機会があればやりたいと、すっかり落語の奥深さに引き込まれちゃったみたいよ~
たい平師匠が良かったら今なら3人目のたい平一門になれるそうで(笑)
1人目が林家テリ平(テリー伊藤)、2人目が林家たいぺー(林家ぺー)で、それに次ぐとか(爆)
果たしてどうなるかしら~
ちなみに林家ぺーさんは林家一門ではありますが、本来は落語家ではなく、タレントさんと言いますか、どちらかと言えば漫才とかの芸人さん系なんですね。林家ぺーとしては落語はされたことありませんです。
そんなことはさておき、(笑)
次は人情噺や怪談噺などにも挑戦したいって言ってました。
もしかしたら、またどこかで見られるかもしれませんね!
話し方とか、人物の描写はさすがに良かったので、次は所作とか細かい部分にも神経を配り、極めていけば、弟子入りもできちゃう…かな?ホントに。
なんてね(笑)
下の画像が今回の演目でした。

二ツ目の春風亭一之輔さん、林家たい平師匠、柳亭市馬師匠(落語協会の副会長さん)とみなさん、当たり前ですがぐいぐいと噺の中に引き込んでいき、その噺の世界にすっかりと導かれちゃう楽しさ。良かったな。
一之輔さんは落語9年目でなんでも去年新人賞をいただいたそうで、おめでとうございます!
まだ「真打ち」ではなく、「二ツ目」なので師匠とは呼べないので、一之輔さんと呼びます。
これからもっと活躍されて、真打ちになられる日を願っております。
(噺家さんにも階級?がありましてね、下から「前座」「二ツ目」「真打ち」となり、真打ちからは師匠と呼ばれてお弟子さんをとれるようになります。)
たい平師匠は笑点ネタから本当に飽きさせない明るさとパワーでお客さんをグイグイと引き寄せます。初めてたい平師匠の噺を聞きましたが、非常に聞きやすく、師匠のもつ元気な雰囲気がよく出たものでした。また別の機会に聞きに行きたくなっちゃったな。
市馬師匠は「牛ほめ」をやったのですが、テンポもキレも良かったな~
スッと羽織を脱ぐ仕草がまたきれいでねぇ…
キリッと締まった高座でした。
やっぱり、落語好き!(笑)
今回がきっかけで落語に興味持たれたり、楽しかった~と思った方がたくさんいたら嬉しいな。
なんて、私が言うのもおこがましいけどね…(^^;;
見てる人の想像力をかき立てる、そんな落語がいいですね♪
琢ちゃん、本当にお疲れ様でした~☆
おいしいお酒を呑み、やっと明けた新年を良いスタートで切れたことで弾みをつけてね!
さっ、来月は春風亭小朝師匠の独演会に行きますよ~
また鶴瓶師匠の鶴瓶噺も4月にあるみたいだから行きたいな~
ってか、いつか笑点の公開録画に参加したい…
なかなか当たらないんだな、これが!
※明烏の内容は私が聞いて覚えていたものを記憶を頼りに書いたので、違う部分があるかもしれません。こんなニュアンスだったよ~って感じで、ご容赦を。
今回は「落語初心者、大歓迎!寄席」とうたっておりますように、落語初挑戦の音尾琢真が一席つとめます~
また、見にいらしているお客様も8割方が初めてという熱気でした。
琢ちゃん、一生懸命、お稽古・自主トレして挑んだだけ有り、かなりの旨さでしたよ☆
これが無事に終わってやっとお正月がきた!うまい酒が飲める!と言ってましたが、緊張の中、30分近くもある演目をしっかりとやり通しましたよ!
演目は「明烏(あけがらす)」。
内容は、とある大だなの若旦那は生真面目で家では小難しい本ばかり読んでいる。そんな真面目すぎる息子を心配?してか、多少の夜遊びなんぞをさせてみるかと、父親が町で顔見知りの悪坊主にちょいと頼み込んで吉原へ連れ出してもらおうと一芝居打つところから始まります。吉原と言えば遊廓。そんなところに行ってきなさいなんて直接言えるわけがなく、「浅草にある観音様にお参りに行き、そこはたいそう身なりを気にするところだから、良い着物を着て、また金子も多目にもち、なんならお参りだけでなく、おこもりして、たいそう深く参拝してこい」と相成るわけで、真面目な息子・若旦那はわかりましたとばかりに悪坊主ふたりに連れられ、うまくごまかされながらやってきた吉原。
入口には「大門(おおもん)」と呼ばれる黒い大きな門があり、その先には「見返り柳」と言われ、吉原に憧れる男は一度は拝みたい、吉原に通う男はその柳の下でもう一度、後ろを振り返り吉原を懐かしむ… そんな名物な柳の木。
その二つを見てもまだ吉原と気がつかない若旦那。
手慣れたもんの悪坊主ふたりはしめしめと若旦那を遊廓に上げさせ、飲んで食べての三昧。
しかしやっと様子が変だと気がついた若旦那。ここは吉原だと知ってしまい、さぁ焦った。そんな恥ずかしいことはできないと帰ると言い始める始末。それを必死に止めるふたりが考えた策が、入ってきた大門には門番がいて、逐一出入りする人物、人数、入った遊郭を書き記してあり、いまここで若旦那ひとりが門を出て帰ろうものなら、残りのふたりはどうしたと聞かれ、違えば縛り上げられてしまうと嘘をついたのでした。もちろんそんなことはないのですが、純粋な真面目な若旦那は信じ帰るのを躊躇し、結局花魁と共に一夜を過ごし、朝を迎えた。ただ、悪坊主ふたりはただ飲んで寝てしまったか、花魁に振られ、朝まで待ちぼうけ喰らったりと散々。
さぁ朝になったし、そろそろ帰るかと若旦那を迎えに行くと、これがまたなかなか帰ろうとはしない。ならば若旦那を置いて帰ろうと出て行くふたりに若旦那が一言…
「お前たちは帰れないよ。だって大門で縄でくくられてしまうじゃないか」
と、言うオチで終わるお噺です。
要は悪坊主ふたりが若旦那を引き留めるために行った、大門には門番がいて、人数と…の云々が最後にきて、自分たちのクビを絞めちゃった!っていうオチなんですがね。
シャレというか、いかにも落語だねぇ~っていう噺でした。
この噺には登場人物が6人出てきます。
若旦那、父親、悪坊主ふたり、遊廓の女将、花魁。
うまく声色を変えてやってましてね、ここは本当に力量が出たって感じでした。
その中のひとりは完全に福山雅治でした(笑)
ただ落語は座布団に座って、顔を左右に振ったり、手拭いと扇子の小物だけで多数の人物や風景、様々なものを表現していくものなので、非常に難しい。簡単なようで難しい…
ひとりで何人も演じ分けなければならないし、舞台とは当然違うので苦労したと思います。
でも芸達者な琢ちゃんですからね、やりとげましたよ!
少し緊張のあまり、噛んじゃったりはありましたけれど、足は痺れちゃったみたいだったけど(笑) 大役を無事につとめあげました。
お稽古は今回一緒に高座にあがった、林家たい平師匠がつけてくださいました。
お稽古当初は違う演目を用意していたそうですが、琢ちゃんの希望で明烏をやることになったとか。
またお稽古はたまたま予定が合った日に帝国ホテルの客室で、ツインベッドにそれぞれ座り、やったそうです(笑)
あと洋ちゃんが貸してくれた五代目圓楽師匠(お亡くなりになられた圓楽師匠の方、先代ね)のDVD3本中、2本は中身が空で(爆) なんとか合った1本を見たけど、結局、残り2本は見れずじまいだったと…
洋ちゃんにメールしたら、
「あ~悪い悪い~ちゃんと貸すからね~でも俺らしいやぁ~」
とだけ返事が来たそうで。
でも無かった2本は本番までに間に合わず、貸してもらえてないそうです(笑)
今回の経験でまた高座にあがりたくなった、クセになりそうだと話していて、また機会があればやりたいと、すっかり落語の奥深さに引き込まれちゃったみたいよ~
たい平師匠が良かったら今なら3人目のたい平一門になれるそうで(笑)
1人目が林家テリ平(テリー伊藤)、2人目が林家たいぺー(林家ぺー)で、それに次ぐとか(爆)
果たしてどうなるかしら~
ちなみに林家ぺーさんは林家一門ではありますが、本来は落語家ではなく、タレントさんと言いますか、どちらかと言えば漫才とかの芸人さん系なんですね。林家ぺーとしては落語はされたことありませんです。
そんなことはさておき、(笑)
次は人情噺や怪談噺などにも挑戦したいって言ってました。
もしかしたら、またどこかで見られるかもしれませんね!
話し方とか、人物の描写はさすがに良かったので、次は所作とか細かい部分にも神経を配り、極めていけば、弟子入りもできちゃう…かな?ホントに。
なんてね(笑)
下の画像が今回の演目でした。

二ツ目の春風亭一之輔さん、林家たい平師匠、柳亭市馬師匠(落語協会の副会長さん)とみなさん、当たり前ですがぐいぐいと噺の中に引き込んでいき、その噺の世界にすっかりと導かれちゃう楽しさ。良かったな。
一之輔さんは落語9年目でなんでも去年新人賞をいただいたそうで、おめでとうございます!
まだ「真打ち」ではなく、「二ツ目」なので師匠とは呼べないので、一之輔さんと呼びます。
これからもっと活躍されて、真打ちになられる日を願っております。
(噺家さんにも階級?がありましてね、下から「前座」「二ツ目」「真打ち」となり、真打ちからは師匠と呼ばれてお弟子さんをとれるようになります。)
たい平師匠は笑点ネタから本当に飽きさせない明るさとパワーでお客さんをグイグイと引き寄せます。初めてたい平師匠の噺を聞きましたが、非常に聞きやすく、師匠のもつ元気な雰囲気がよく出たものでした。また別の機会に聞きに行きたくなっちゃったな。
市馬師匠は「牛ほめ」をやったのですが、テンポもキレも良かったな~
スッと羽織を脱ぐ仕草がまたきれいでねぇ…
キリッと締まった高座でした。
やっぱり、落語好き!(笑)
今回がきっかけで落語に興味持たれたり、楽しかった~と思った方がたくさんいたら嬉しいな。
なんて、私が言うのもおこがましいけどね…(^^;;
見てる人の想像力をかき立てる、そんな落語がいいですね♪
琢ちゃん、本当にお疲れ様でした~☆
おいしいお酒を呑み、やっと明けた新年を良いスタートで切れたことで弾みをつけてね!
さっ、来月は春風亭小朝師匠の独演会に行きますよ~
また鶴瓶師匠の鶴瓶噺も4月にあるみたいだから行きたいな~
ってか、いつか笑点の公開録画に参加したい…
なかなか当たらないんだな、これが!
※明烏の内容は私が聞いて覚えていたものを記憶を頼りに書いたので、違う部分があるかもしれません。こんなニュアンスだったよ~って感じで、ご容赦を。