2007年7月28日 曇り


今日から伊豆へ出かけるために、昨日から荷物の準備や観光地の下調べをネットで行なうなどあまり眠れなかった。

朝6時に起き、眠い目をこすりながら出発。

ひとりでのドライブは慣れてはいるものの、いろんな意味で不安と期待が入り混じっていていた。


渋滞する高速をひた走り、まず向かったのは熱海。

下調べして行きたいと思った『MOA美術館』へ。

しかし、たどり着くまで道すがらの急な坂道や狭さに驚愕( ̄)


せまっ! 登れんのか?


何とかナビのおかげで到着。時刻は12時半近く。

外は大変蒸し暑い…

ただ、高台にあるのでそこから見える熱海の海の景色は、曇り空ながらもきれいだった。

入場券を買い、美術館の中へ急ぐ。


美術館では、広重の「東海道五十三次」の展示があったり、またガラス展が開催されており、ガレやドーム、そしてラリックのガラスの芸術が飾られていた。

夏休みとあり、たくさんの子供がいたりして館内は結構賑やかだった。

本当は静かな雰囲気の中、観覧したかったのに(-""-;)

まぁ仕方がない。


いったん外に出て、裏側にある竹林へ行ってみた。

竹林は風に吹かれ、サワサワととても心地よい音をさせていた。散策道に入ると、さらに竹と竹が風で触れ合って響きあうカタカタという音も加わった。

心を落ち着かせ、とてもリラックスできた一瞬だった。


その後、美術館を後にし、向かうのはいよいよ伊豆高原。

次は『伊豆テディベアミュージアム』である。


熱海から海はもちろん、網代港や伊東港を左手に見てのドライブ。

海水浴する砂浜にはたくさんの人出があった。


15時少し前、テディベアミュージアムに到着。

とてもかわいらしい造りの、あまり大きくない美術館であった。

早速、中へ入ると大きなテディでお出迎え。たくさんのテディが飾られ、メルヘンチックな世界。


そして2階の展示室に行くと、そこは「となりのトトロ」ワールド(≧▽≦)

トトロが大好きな私としては、かぶりつき、よだれが出まくりの空間(笑)

大きなネコバスが天井から吊られているし、松郷村のジオラマやサツキとメイのお家も可愛らしく作られていた。

トトロの胸に乗り、うたた寝するメイちゃんの人形や、ネコバスに乗るトトロ。

たくさんのトトロに囲まれ、ここでもすごく癒される。

最後には、多分等身大であろうトトロがいて、誰もいなかったら抱きつきたかった(・・)ゞ


ひと通り眺めてから、ミュージアムショップに立ち寄り、そこではトトロのキャンドルグラスとエコバックを購入し、満足な気持ちで次の目的地に向かうことにした。


伊豆高原駅近くまで到着したが、時間はもう4時近く。

そろそろ美術館などは閉館時間が近づいている。『ドッグフォレスト』という犬のテーマパークに寄りたかったが、時間的に入っても触れ合うのが短くなりそうなので断念。

近くにあった『高原の湯』という温泉施設に入ることにした。汗べっとりで気持ち悪かったしね。


時間帯も良かったのか空いていて、二つある露天風呂のひとつがほぼ貸しきり状態となった。

夏時期の昼間の露天は、暑い!

でも気持ちがいい~

半身浴でも充分温まるし、疲れがとれる。

15分ほどのんびりとし、あとは内風呂に入ったりして退出。


汗がドバーッと出て、スッキリっ!!

休憩所の畳で、しばし休憩…;´A``


17時を周ったところで予定より早めだったがペンションへ移動することにした。

高原の湯からは、だいたい5~6分くらいだったかな。

ナビに従い大室山方面でひた進む。


ふと気づくと目の前には青く茂った大室山が見えた。


うひょーっ! でっかーい!!


そんなこんなで驚いていると、ペンション入口の看板が見える。

そこを曲がると…


あ゛…(゜д)


あまりにも急な坂がお出ましになっているではないか。


これ、上がれるのか?


という一抹の不安は過ぎったものの、なんとか上がりきり、到着。

とても可愛らしいペンション。

クルマを止め、荷物を片手に玄関に向かうと、かわいいワンちゃんがワンワンと鳴いて出迎えてくれた。

(ワンコ好きには堪らない…)


チェックインを済ませ部屋に入り、再び休憩。

今夜は夕食はつかないプランでお願いしてあるので、外食になる。

とりあえず荷物を解き、着替えてからベッドに横になる。


ふぅ~っ


一息ついて、外出することにした。

まだ18時前なので明るい。


夕食前にまたどっかフラッと行ってみたいな… ということでナビを操作する。

すると城ヶ崎海岸近くに灯台があるのを発見!

行ってみることにした。


近辺へ近づくにつれ、灯台の案内のほかに、「吊り橋まであと○km」というのも見える。


吊り橋!!!!


これは行って見なくてはと、急ぐ。

暗くなり始めた道を走り、ようやくついた吊り橋への入口。

クルマを止め、少し歩くと売店が見えてきた。

すでに閉まった後だったが、周りには野良猫3匹がぽつんといて、かわいかった。


ふと気づけば、目の前には白い灯台が立っていて、こちらもすでに閉館した後で中には入れなかった。

残念。

しかし吊り橋は普通に渡れるので、夕暮れの海にかかる吊り橋を渡ることにした。


岩に打ち当たる波しぶき。空には月がうっすらと見え始め、夜がすぐそばまで迫ってきているようだった。

人がまばらな崖っぷち。ちょっと怖かったけれど、灯台が照らす海を見て、自然豊かな風景を満喫し、そこを後にした。


夕食は結局ファミレスにして、ペンションへの帰り道に明日持っていく水分やら、諸々を買い出した。


ペンションに戻ると、「露天風呂が空いているから、良かったらどうぞ。」ということで、遠慮なく入ることにした。


外に出て、小道を歩くと可愛らしい露天風呂があり、空には月。

月明かりとランプの光の中、ゆったりとした気分でお湯を楽しんだ。


「明日、晴れるといいな。そして、いいライブでありますように…」


初めて体験する大室山ライブを目前に、ひとり身を清めるように、月に祈っていた。


いよいよ明日29日。

待ちに待った大室山ライブ。期待と不安を胸に眠りにつきました…