ポプラ社百年文庫 畳 を読んで | 道標を探して

道標を探して

 ただ、そこに進んでみたい道がある。
 仰いで見たい空がある。
 踏んでみたい土がある。
 嗅いで見たい風がある。
 会ってみたい、人がいる。

GWだねえ



みんな予定ある?



僕はしがない(志がない)高校生、暇を潰すことに精一杯



要するにやる事なんてありませんわ




とすると必然的に本を読んだりする事が増えるわけで



ちょっと気になると学校から借りる本もいまや30冊以上



早く返さないと・・・



まあそんなわけで、今はポプラ社の百年文庫 たしかこのシリーズがいろいろあって50冊くらいだったかな?



まあ結構いい作品が多いからかまわないけどさ



で、今回読んだのはその百年文庫中の3巻目



テーマは 畳




どこまでもこしゃくな野郎-TS3R0605.jpg




一番最初の 馬乃文章 って作品



これは馬肉の好きな作家とその家族についての短編



個人的にはあんまり面白いと感じるものが無かったのでノーコメント




2作目の ある結婚式



これは結婚式をしないでそのまま籍をいれ、同棲をすぐにしたがる若者夫婦をどうにかして式を挙げさせようというもの



式を挙げないでそのまま同棲などまじ破綻するに決まっている なんてその夫婦の夫側の母が考えちゃったりしてね


で、渋々二人は式を挙げるんだけど、そのとき指輪をつけるシーンがあって、そのときに指輪を持つ新郎の指が震えちゃったりしてね


いや、初々しい



ってそんな感じの話



3作目最後の 軍国歌謡集



短編だけど100pあるから結構読み応えあるかも



俺この3つの短編の中でこれが一番好き



特に出てくるキャラの大ちゃんってのが面白かった



まあどこが面白いかなんてのは書かないけれど



それと主人公



こいつ多分俺と似た性格してるな



変に強がったり変に期待したりするところなんかそっくりだ



おかげでヒロインの心情の裏読みがすぐ出来て楽しかったぜ



これは考える事はそこまで多くないけど、最後の小さな余韻が心地よかった



これ読んだ後むっちゃスッキリした



別に軍国っぽい事書いてないよ、全然



でもなんとなく悲しかったな



いや、ポーカーフェイスですよ常に



ただ心の中ではって事でね



他にもこのシリーズで読んだ事があるのは結構あるけど、わざわざ紹介したのはこれが初めてだな



まあ、ジャンル分けしてるって事は向き不向きも結構定まるって事か



また面白いのあったらレポするわ





(003)畳 (百年文庫)/林芙美子


¥788

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一言


カラオケ行って、何歌う?