読書感想 冲方丁 マルドゥック・ヴェロシティ1を読んで | 道標を探して

道標を探して

 ただ、そこに進んでみたい道がある。
 仰いで見たい空がある。
 踏んでみたい土がある。
 嗅いで見たい風がある。
 会ってみたい、人がいる。


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ってなわけで、座敷ワロスのAPOROです

夏休みは思う存分に読書が出来るから最高の休暇だな、冬休みとか家族が外に出ないからうるさくてたまらん


っと、わかったよ、本の感想だろ、わかってるって

全345P

えと、今回の感想はマルドゥック・ヴェロシティという本の第一巻

戦犯や戦争で一度動けなくなった兵士たちが改造される

そしてそんな(改造)人間たちが、一つの社会に出て元気にやらかす

そんな1巻だった

正直SF本ということもあってか非常に読みやすかった

あと文の構成もオリジナリティあふれて非常にいい

記号といえばいいんだろうね、実際には言葉として読まない文字

/とか=とか―――とか

だから情景がすんなりイメージすることが出来た

キャラクターの動きもそれぞれが個性的で実にわかりやすい

特に冒頭の部分にある個々の能力を読者に一通り見せるところね

あそこ大好きだわ、キャラの方向も顕著に出てるしね

まあでも読み終えると巻末に to be continued....

とかあんのね

あ、一巻完結じゃないんだ、と思ってちょっと期待してかなりやっぱりね感あったり

まあそれは僕が表紙の1という数字を読み落としたという実にあほなだけなんだけれども


そうそう、これね実はマルドゥック・スクランブルっていう本のキャラが主人公やってるってやつなのよ


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スクランブルは2003年に日本SF大賞を取ってて、結構面白かったかな

まあだからってスクランブル読めって訳じゃなく、これはまた別の物語

それぞれ全く違う視点だから気にする必要は無いよ


読書を始めたい、んでまずはちょっと漫画っぽいやつからのほうがいいって人にはオススメかな


マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)/冲方 丁

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一言
まあ読んでみれ