そんなにずっと空を見ていても
お金は降ってこないし、翼を生やした宇宙人もやってきませんよ。
落ちてくるのは虚無感だけです。
ああでも、風の強い日だったらもしかするとあわよくば異性の下着とか飛んでくるかもね。
また明日も学校です、会社です、バイトです、部屋にいます。
沢山いるだろうね、明日が嫌な人。俺とだいたい一緒だわ。
明日は面倒だけど、それでも完全な絶望の中に小麦粉の粒子一つ分位の小さな希望が残ってるんだよね。
時折それが強く光るときがあって、その時だけ
「ああ、俺って今だけは少し自分らしくいられてるかも」
なんて思ったりしちゃうんだよね
なんなんだろうね、あれは