コピペ ちびっこの力は本当にすごい | 道標を探して

道標を探して

 ただ、そこに進んでみたい道がある。
 仰いで見たい空がある。
 踏んでみたい土がある。
 嗅いで見たい風がある。
 会ってみたい、人がいる。

弟と一緒に、お父さんの仕事場の近所の山にのぼった


小さな山だったが急な坂を歩いたので、私は道路脇の土手に腰掛けて休憩しつつ


お父さんの仕事がおわるのを待っていた


そのうち横で遊んでいた弟が待つのにあきたらしく、お父さんを呼びにいった





しばらくするとドドド…という音と「おーい」と呼ばれる声がした


お父さんの仕事がおわったと思い、私は立ち上がって声のするほうをみた


シャベルカーに乗った弟がすごい笑顔でこっちにやってきた


「おーい、おーい、お姉ちゃーん」と手をふりながら弟がシャベルカーを運転していた


弟は道なき道を進み、真っすぐ私のとこまでやってきて


そして止まる事無く「うわああぁぁ」と言いながら、弟は土手にシャベルカーとともに消えていった





あわててお父さんを呼び、弟のとこまでつれていくと、


五歳の弟がもくもくとシャベルカーを普通に使って脱出用の土を積み上げていた


「あいつは天才やぁ…」と急に関西弁になったお父さんにびっくりした