昨年は白米から玄米に切り替えまして、
炊くのは電気式の圧力鍋を使っていました。
白米から玄米に切り替えて玄米の美味しさを知り、
ちょうど1年が経って、今度は圧力鍋から土釜に切り替えです。
今度は電気の力ではなくガス火で炊きます。
はじめのうちは水の量や火加減、蒸らす時間などがなかなか上手くいかずに、
少しべちゃっていたのですが、
色々と試行錯誤を繰り返すうちにだんだんと上手く炊けるようになってきました!
こんな感じです。
お米の硬さもちょうどいい♪
土釜に替えてなにがいいって、
まずなにより美味しい!
気分的な部分もあると思いますが(笑)
そして、楽しい♪
今まではスイッチ1つ押すだけで、あとは炊き上がりまで待ってるだけ。
便利ですし楽ですよね。
だけど人間の感覚的な部分は全く使っていない。
なんだって使わないでいると鈍りますよ。
過去にお世話になっていたお店、
そこのオーナーシェフにこんなことを言われたのを思い出します。
「ただ目の前のことに夢中になってちゃダメなんだよ、五感をフルに使って全体を見ろ」と。
土釜を使って米を炊く。
ただ、それだけのことでも色々な感覚を使います。
見た目はもちろんなんですが、
釜の中で水が沸騰している音だったり、
隙間から出てくる蒸気の上がり方だったり、
漂ってくる香りだったり、
気温は寒い日なのか暖かい日なのか、
などなど、それらを含めて火を弱めたり、止めるタイミング、蒸らし時間などを総合的に判断します。
その結果が上手く炊けるかどうかに繋がる、
だからこそ楽しいんですかね!
ボタン一つに比べたら手間暇かかってしまいますが、美味しい&楽しいです♪
ちなみにこのシェフ、僕は今まで様々な職種や職場を経験してきましたが、
そこで出会った人達の中でも1番仕事ができる方でした!
シェフだから料理が美味いとかそんな安易なことではなく、
周りを見る目や洞察力、コミュニケーション能力だったり、人を使うチカラ。
もうトータルですごい人。
やっぱり自分で商売をして、人も雇って、お店を回している人は流石だなと。
ちょっと話が脱線しましたが、
便利さから離れて、あえて手間暇をかける。
合理的ではない選択にも思いますが、
お米がより美味しく食べられたり、
人間が本来生きていく上での重要な感覚を使える。
こういう暮らしもいいもんです♪
現代人は感覚がドンドン鈍ってきているなんて言われてますし(^_^;)
土釜!興味のある方は是非!
おススメです!
それでは、また(^^)
