パリでの一日 | 在英邦人、でも心はキューバ

在英邦人、でも心はキューバ

期間限定、シャンハイ在住。
英国&ニッポン共に年2回ペースで里帰り中。

住んだことがある(便宜上3ヵ月以上の滞在)、という街を別にして、

回数にして一番多く訪れたことがある異国の街が、たぶん、パリ。


初めての訪問は90年代はじめ、ユーレイルパスを使って、

スーツケースごろごろ引っ張って、列車での欧州ひとり旅。

他にもっとカルチャーショック度が高い国や街があったから

このときのパリの印象は薄い。


その後は仕事でお客様をお連れして毎年平均5~6回程度。

日本からのツアーで、フランスだけの周遊だったり、

「ロンドン・パリ・ローマ」という首都めぐりの旅の一環だったり、

「オランダ・ベルギー・ルクセンブルグ」の旅の最終地点だったり、

「ドイツ・ロマンチック街道とスイス・アルプス」の旅の最終地点だったり。

観光以外でも、ファッション関係のお歴々やバイヤーとご一緒して

ミラノ・パリ・ニューヨークのコレクションに同行したり。


仕事で行っていたころは、観光地周辺しかみていないし

時間的な余裕がなかったこともあって

あまり好きな街ともいえなかったなあ...。


パリの魅力に開眼したのは、プライベートで出かけるようになってから。

特に南仏ニースで3ヵ月、語学学校に通ったあと、再訪したパリ。

フランス語とフランス人とフランスという国のことが、

ほんの少しわかるようになって、やっとみえてきたあの街の面白さ。

(あのとき学習したフランス語、今ほとんど記憶に残ってないって、

いったいどういうこと!?)


仕事を引退してロンドン在住になってからも、

距離的に近いので、年に数回はショッピングに出かけていた。

有名ブランドに興味がなくても、街ゆく人を眺めているだけでも

どこかお洒落で何かインスパイヤーされるものがある。


ロンドンを離れて、感覚的にもずいぶん遠くなってしまった今、

今回のパリはなんと2年ぶり。

そんなにも行っていなかったなんて!


新しいショップやレストランがどんどんオープンして

表面的なところが変化しても、パリの魅力はやっぱり変わらない。

2年前の使い残しのカルネ(地下鉄・バス共通の回数券)も使えたし

覚えている街角の情景も以前のまま。


パリは、気軽に行ける、お隣さんの街。

また、ふらっと出かけたいな、と思う。



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目的地が決まっていて、時間の制限もあるのなら

パリの街を動くのはメトロ(地下鉄)が便利。


でも、わたしはいつもできるだけ、バスを使う。

パリに限ったことではないけれど、窓からの風景が見えない

地下鉄はあまり好きではなくて。

車内の空気までなんとなく澱んでいる気がするし。


特別なあてのない今回の日帰りパリの旅も、

ユーロスターが到着するパリ北駅からバスでスタート。

おっ、と思う風景があれば、そこで途中下車。そして、てくてく歩く。

歩きつかれたら雰囲気のいいカフェで一休み。

また歩く。適当なところでまたバスに乗る。。。

気ままな一人歩き。


(ちなみに北駅発の42番のバスで、オペラ座界隈~マドレーヌ~

コンコルド広場~シャンゼリゼ~セーヌ川を渡ってエッフェル塔の足元まで

一本のルートで行けます)



12月のパリの街は、クリスマスのイルミネーションで

いつもにも増して華やかに彩られていた。



在英邦人、でも心はキューバ-paris / dec. 09


シャンゼリゼを横断するバスの車窓から。

遠近法の消失点には凱旋門。


両側の街路樹に細かいライトが灯る

夕暮れ以降の景色はとくに圧巻!




在英邦人、でも心はキューバ-paris / dec. 09

デパートもクリスマスのデコレーション。


在英邦人、でも心はキューバ-paris / dec. 09

ここは毎年まばゆいイルミネーション。

(ちょっと神戸っぽい?)



在英邦人、でも心はキューバ-paris / dec. 09


街歩きの途中の腹ごしらえは、ゆったりランチ。

こちらも2年ぶりの再訪「レストラン・ナミキ」にて。

リーズナブルなランチのメニューの前菜のプレートで、

この豪華さ!メインのお肉も絶品!!

デザートの抹茶のクレーム・ブリュレまでしっかりいただいて

大満足!!!




在英邦人、でも心はキューバ-paris / dec. 09


冬空に映えるエッフェル塔。



パリにて。



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過去の関連記事:

「パリでの食事」

http://ameblo.jp/cuba2005/entry-10040195625.html