ロンドンのお薦めサルサ・クラブを教えて欲しい、と
この数週間のあいだ、何故だかいろんな人から
たて続けに訊かれている。
直接の知り合いや、知り合いの知り合いや、
全く知らない人からも、メッセージ欄を通じて。
ロンドンのクラブの一覧サイトなど触れたこともあるけれど
あまり具体的なことを書いていないのは意識的で、
「情報」は常に変化しているし、それを追いかける気がないから。
すべてのクラブを把握しているというわけでもないし。
でもまあ観光やビジネス、留学で訪れる人も多いロンドンに
今住んでいるというのもきっと何かの縁だから
気に入っているクラブ、ということならいくつかご紹介はできる。
全く手掛かりがない人の、何かの取っ掛かりになるのなら幸い。
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ロンドンのクラブは市内各地に点在していて、
六本木のように一つのエリアに集中しているという感じでもない。
シリアス度は別として、今やうちの近くのパブや公民館のようなところでも
定期的な「サルサ・レッスン」があるほど。
正確な数字はわからないけれど、踊れる場所は東京の数倍はありそう。
人口や街としての規模を考えると、なかなかの充実度。
私が回数にして一番行っているところが
「Bar Salsa !」
中心部にあって場所的に便利なのと
日によって「アタリ」「ハズレ」はあるものの
平均していつもしっかり踊れる、という点でお気に入り。
ブラジル系(サンバ・ランバダ)になる火曜日を除いて
サルサは毎日踊れる。
曜日によって集まってくる人の層は微妙に違うけど
踊りのスタイル、人種、レベルもさまざまで
初心者からプロ級まで、それぞれがそれぞれなりに楽しめる。
分かりやすい場所、分かりやすい名前のお陰で、ツーリストも多い。
ヨソモノが入ると完全に浮いてしまう、という
排他的なムードのクラブもあるけれど
ここはその点とてもオープンで、
一人で初めて行ったとしても、溶け込みやすい雰囲気。
白人・黒人・アジア人・アラブ人・ラテン人、
在住者・留学生・観光客・ビジネス客、
常連さん・一見さん、
みんなひっくるめて受け入れてくれる許容度の広いクラブ。
コスモポリタン都市、ロンドンの縮図。
他のクラブでレッスンをしているインストラクターも
その後ここに来てプライベートで楽しんでいたりするし
常連客のラティーノたちも集まってくるのは11時過ぎくらいから。
平日でも遅い時間ほどしっかり踊れる。
平日の9時前はノー・チャージ、それ以降でも4ポンド(千円弱)と
ローコストで楽しめるという点でもありがたい存在。
ここはドリンク類の値段も良心的。
コロナ(メキシコのビール)が2ポンド、
日替わりのプロモーションの時は
クーバ・リブレ(ラム&コーク)が2.5ポンド、
モヒートが buy 1 get 1 free(一杯の料金で二杯分)になったりと
ロンドンのクラブのなかではかなり低い料金設定。
ミネラルウォーターを買ってください、ということで
無料の水は出さないというクラブも多い中、
ここはバーカウンターにピッチャーに入った水と空グラスが置いてあって
好きな時に自由に水分補給できるのも貴重。
クラブのキャッチ・コピーは 「Walk in Dance out」
歩いて入ってきた人も、出て行くときには踊っている。
ここは本当にそういう気分にさせてくれる場所。
気軽に行けてしっかり踊れる、老舗のラテン・クラブ。
機会があったらどうぞ。
・クラブの外観。
周辺は遅くまで人通りはあるし明るいし、
女性の一人歩きでも不安は少ない。(at your own risk で)
・混雑するバーカウンターの周辺。
フロアーは一段下がったところ。
小さなステージもあって、毎週木曜日にはライブも入る。
ちなみに週末はチャージやドリンクの料金も上がるし
それほど踊らない人たちで激混みになるので、ほとんど行かない。
出会いが目的の人向き。
地下鉄の駅なら レスター・スクエア Leicester Sq. と
トッテナム・コート・ロード Tottenham Court Rd. の中間点くらい。
それぞれの駅から徒歩5分ほど。
ピカデリー・サーカス Piccadilly Circus や
トラファルガー・スクエア Trafalgar Sq. からも徒歩10分圏内と
便利なロケーション。
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「Bar Salsa !」
96 Charing Cross Road
London WC2H 0JG
tel: 020-7379-3277
ウェブサイト: http://www.barsalsa.info/html/clubs.php


