実家の兄貴のタワーだが、建設から30年近くが経過している。老朽化も目立つ。

見える部分のサビは、ジンクスプレーで補修しているようだが、地中に埋まった基礎部分がどうなっているかは不明・・
建設当時は、日本のアマチュア無線の一番華やかな時期で、局数もピークの時期であった。そこかしこでタワーの建設をされていたものである。その後、携帯電話やインターネットの登場で、殆どの局がアクティビティーの低下、または閉局されていった。だが、タワーは今だにそこかしこに残っているのである。地上高は殆どが10~20メートルあり、中にはアンテナさえも撤去されずに、一部脱落したり、変形したまま放置されている例もよく見かける。家族や近隣住民にとっては、正に「負の遺産」兄のタワーはいまだに現役ではあるが、そろそろ撤去の心配をし始めた。建設は全て自分で行なったのだが、撤去となると・・・モチベーションは低く、年齢は高いのだ!クレーン車は入らず、人の手で作業するしかないロケーションである。「元気なうちに」どうにかしなければならない。
同じ悩みを抱えているOM諸氏も多いことだと思う。
かつては、KLM製50Mhz11ele八木も上がっていたKT17タワー、未来永劫この場所に建っていられるわけではない。

上から一つ一つ部品を外して解体していけば、そんなに難しい工事ではないが「元気」でないとできない。
さてさて、今後どうするのだろう?
kia