愛機のIC-750、故障箇所が判明し、復活しましたが・・・
RAMボードのバックアップ電池を購入以来交換したことがありませんでした。御存知の通り、RAMとは「記憶維持機能が必要な、随時書き込み読み出しメモリー」です。記憶維持機能とは、バックアップ電源のことです。バックアップ電源がなくなると、メモリーが全て消えてしまいます。ユーザーが任意に記憶させるメモリーなどは、消えても無線機の機能自体に影響はありませんが、この機種の場合、無線機の周波数情報など、基本的なデータまでも、このRAMボードに読み込ませてあるんです。普通、消えてはならない情報はROMに書き込みますよね!この、RAMボードのデータを飛ばしてしまった場合、メーカーで有償にて、書き込みしてもらえました。去年までは・・・すでに発売から四半世紀のこの機種では、去年の6月をもって、完全にサポートが終了しました。ですから、RAMボードのデータを飛ばした時点で「ゴミ」又は「アホになった無線機」となります。奇跡的にまだデータの消えていないCUB主のIC-750のバックアップ電池はいまだに電圧が掛かっていることになります。この時点で奇跡ですが、このままの状態にしておくわけにはいきませんので、リチューム電池を交換することにしました。
これがRAMボードです。中央にバックアップ用のリチューム電池が見えます。

RAMボードを基板から外します。

タイプの違うバッテリーですが、取替えました。電圧が切れたらアウトなので、元々付いているバッテリーをそのままに、新しい電池を古い電池と並列接続して、一瞬でも電圧が切れない状態にしたうえで、古い電池を外します。

RAMボードを元の位置に戻します。電池は、シャーシの側面に貼り付けて固定しました。

組み戻し、電源投入です。データが飛んでいたら、表示が000000となります。スイッチON・・ハァハァ

成功です。うまく行きました。一安心です。あとはアンテナです。
でも、こんなに古いリグを使ってる局は、なかなか居ないみたいですね~(笑)
kia