2012年度高校に入学の生徒から数学は新課程が実施されます。
旧課程に比べ、内容量が増え難易度もあがっています。


なぜ新課程に移行したかご存知ですか?
高校数学が新課程に移行した経緯についてご説明しましょう。


平成10年代、学習指導要領において、“ゆとり”の中で「生きる力」(確かな学力/豊かな心/健やかな体)の育成を基本的な理念とし、いわゆる “ゆとり教育” が推し進められました。

小・中学校では教育内容の3割削減と教科学習の授業時数の大幅削減、高校では必修単位数や要卒業単位数の削減が図られました。

その結果、“学力低下”問題が社会的にも大きな波紋を広げました。 PISA(国際的な学力比較調査)の結果から、日本で学力低位層が拡大したことが明らかになっています。

国公私立大の学生の“4人に1人”が、小学6年で学んだ「平均」の意味を正しく理解していないという調査結果も出ています。
(社)日本数学会が行った調査で、大学生の論理を正確に解釈する能力や記述力、図形の活用力などの不足が目立ち、大学教育を受ける前提となる数学的素養や論理的思考力などに課題があることが明らかになりました。

ゆとり教育の反省から以前指導要領から削除された単元を再度指導要領に加えるなどして、学力低下を防ぐために新課程に移行することになりました。


大幅に変化があった高校数学の履修内容について、現行課程と新課程を対比して、その違いを確認していただけます。
平成27年度には新過程での入試が実施されます。ぜひ、このブログを今後の学習に活かしてください。


『数学ⅠA』の新課程と現行課程の新旧対照表

[新過程]

数学Ⅰ(3単位)

(1)数と式

(2)図形と計量

(3)二次関数

(4)データ分析


数学A(2単位選択)

(1)場合の数と確立

(2)整数の性質

(3)図形の性質



[旧過程]

数学Ⅰ(3単位)

(1)方程式と不等式

(2)二次関数

(3)図形と計量


数学A(2単位選択)

(1)平面図形

(2)集合と論理

(3)場合の数と確立



『数学ⅡB』の新課程と現行課程の新旧対照表

[新過程]

数学Ⅱ(4単位)

(1)いろいろな式

(2)図形と方程式

(3)指数関数・対数関数

(4)三角関数

(5)微分・積分の考え


数学B(2単位選択)

(1)確立分布と統計的な推測

(2)数列

(3)ベクトル



[旧過程]

数学Ⅱ(4単位)

(1)式と証明・高次方程式

(2)図形と方程式

(3)いろいろな関数

(4)微分・積分の考え


数学B(2単位選択)

(1)数列

(2)ベクトル

(3) 統計とコンピュータ

(4) 数値計算とコンピュータ



『数学ⅢC』の新課程と現行課程の新旧対照表

[新過程]

数学Ⅲ(5単位)

(1)平面状の曲線と複素数平面

(2)極限

(3)微分法

(4)積分法


数学C ⇒ 廃止



[旧過程]

数学Ⅲ(3単位)

(1)極限

(2)微分法

(3)積分法


数学C(2単位選択)

(1)行列とその応用

(2)式と曲線

(3) 確立分布

(4) 統計処理


その他の新課程と現行課程の新旧対照表

[新過程]

数学活用(2単位)

(1)数学と人間の活動

(2)社会生活における数理的な考察



[旧過程]

数学基礎(2単位)

(1)数学と人間の活動

(2)社会生活における数理的な考察

(3)身近な統計



大幅な変化により正直なところ高校側も対応に必死なようです。
なので、高校側としては新課程になり凝った問題を定期テストで出題・・・というよりはスタンダードな問題で様子をみることになりそうです。


東京学力会では、これらの新課程のばっちり対策もできます。
数学だけではなく、理科目についても同様です。
オリジナルシステムの「テスト対策」を上手に活用できれば、定期テストの点数もアップ間違いなしです。
すぐにテスト対策を請求しましょう。


普段から予習復習に使えば、学校の成績があがるだけではなく、一般受験に通用する実力にもつながることでしょう。

新課程導入後の大学入試問題は過去問から傾向対策を練るということがやや難しくなり受験生にとっては不安なものです。


今のうちから東京学力会のテスト対策を利用し、普段の勉強をしかり行えば怖いものなし!