マザーウォーター を見て来ました。
監督…松本佳奈
小林聡美(セツコ) 小泉今日子(タカコ) 加瀬亮(ヤマノハ) 市川実日子(ハツミ) もたいまさこ(マコト) 他
舞台は京都。
京都らしい景色は全く出てきませんが…
街の中を流れる川。
ウィスキーしか置かないバーを営むセツコ。
川沿いにコーヒー屋を開くタカコ。
子供の時から好きだった豆腐をつくるハツミ。
川の流れに沿うように自分の気持ちに素直に自然に生活をする女性3人(実は4人なのかな…)
セツコの店に通うヤマノハ。
セツコが世話をする花壇の花を見て「あれはなんという花?」とヤマノハ。
「さあ?適当に植えてるから…」とセツコ。
「適当って言ってもセツコさんのは適当じゃないからなぁ~」とヤマノハ。
そうセツコの中には大きなこだわりの様な…何か情熱の様なものが有るように見える。そんなセツコに興味を惹かれて通うのだろうヤマノハ。
次の晩、店を訪ねたらもう引越ていたなんて… なんかそんな感じにも見えます。
タカコのコーヒー屋に通う銭湯の主人オトメ。
彼は最近コーヒーが上手く淹れられないという。そんなオトメに「そういう時は何かを変えると良いですよ。豆を変えるとか淹れ方を変えるとか…」とタカコ。
彼女はコーヒーの淹れ方や豆を変えるようにその時々の自分の気持ちに沿う街に引越ているのかな…「なんか最近上手くここで生きていけないなぁ~」なんて言って。。。。。。
タカコに誘われて手作りの夕食をごちそうになるハツミ。
「生活感が無いから料理なんて作らないと思った」とハツミ。
「え~そう?作るよぉ~ でも好きなものしか作らないけど」とタカコ。
「どうしてハツミさんは豆腐屋さんになったの?」
「え? こどもの時から豆腐が好きだったから」とハツミ。
「なんだぁ!ハツミさんも好きなもの作ってるんじゃない」
気持ちに素直に好きなことをして生きているのかなぁ…だから美味しい豆腐ができ、美味しいグラタンも出来る。
いつも機嫌の良い赤ちゃんポプラ。
みんなに可愛がられている。
人間は生きて行くうちに否応無しに世間に揉まれて、色々なものを段々と無くしてしまう。赤ちゃんのままでは居られない。
「今日も機嫌良くおやんなさいよ」
マコトが言う。
機嫌良く、良い気持ちで笑顔で過ごせる。それが大事なのだ。
そうするには???
自然にゆったりとその時々の自分の気持ちに素直に生きていけば良いのだろう。
彼らの周りでは時間はゆ~っくりと過ぎて行く。まるで川の流れのように。
でも、それはだらだらと気持良いことだけして生きて行くことではない。
芯が一本通った、こだわった生き方なのだ。
マコトが川沿いを颯爽と歩く後姿で映画は終わりますが、マコトのこの姿が彼女達の生き方の象徴なのでしょう。