ジョン・ウー 監督

トニー・レオン 金城 武 出演


【RED CLIFF Part 1】

三国志の赤壁の戦いをジョン・ウー監督が前後篇合わせて5時間で描いた前篇です。

魏の曹操率いる80万の大軍に呉の孫権、蜀の劉備の連合軍約5万が立ち向かう赤壁の戦い。

Part1はその前哨戦で孫権、劉備の連合軍の巧みな戦略で初戦に勝利し、さて全てを掛けた戦いが始まる…これからというところで“つづく”となります。


温厚な人柄の劉備。彼を慕う豪傑の関羽、張飛、趙雲、そして頭脳明晰、知恵者の諸葛孔明。

孫権が兄と慕う、司令官であり、これまた知恵者である武将・周瑜。

本で読んだ武将がそれこそ順番に見せ場を作って表れてきます。趙雲の豪快な太刀さばき、張飛の逆立つ黒髪に髭面…

その中でもトニー・レオン演ずる周瑜は戦いに挑む武将としての厳しい顔と愛する妻に見せる夫の顔との対比が素晴らしく、やはり演技派と関心するとともに非常にカッコ良く、色気があり、チャーミング。

そして私的に彼が孔明?と疑問だった金城武も知恵者らしい、頭の切れる中でのユーモアを感じさせる孔明は素敵でした。


とにかくジョン・ウーの世界でした。

アクションシーンに約200万フィート使用したとか。。。。 豪傑たちが戦うシーン。槍が飛び、矢が飛び交い、馬が倒れ、人がなぎ倒される。

スローモーションで描かれるその姿は迫力と共に美しくも見えました。

お決まりの白鳩も曹操軍の80万の大軍と陣中の上を延々と飛び、その兵力の普通では無い規模を見せ、この大軍とどう戦っていくのかと見る側に不安と期待を抱かせます。

CGの素晴らしさですか、中国の雄大な景色と延々と川を登る大船団の姿。大規模な歩兵…とにかく製作費100億円は観客に中国のスケールの大きさを十分に感じさせてくれます。

2時間30分があっという間で、後篇は火と水がキーワードになるのでしょうから、どう見せてくれるのか非常に楽しみになりました。


私が三国志を読んだのはもう、ほんとずいぶん前となります。学生時代でしょうか…

あまりにも出てくる人物が多過ぎて、戦っては破れ、地方に隠れ、また兵を起こしの繰り返し。

また、あれ?この人は前は何処にいた?誰の下だった?とはるか前のページへ戻って確かめること数度、結局飽きてしまい途中で読むのをやめてしまった経験があります。

今回、吉川英治の三国志を再度引っ張りだして読み始めて1週間にほどになりますが、これがどうした事か、かなり面白い。まあ、どこの誰だかはともかくも、どこを治めて、破れてどこに行ったかをあまりこだわらずに主要人物のみ追いかけて読んでいるからかもしれません。

赤壁の戦いまでには、まだ長い道のりですが映画の後篇までには追いつくかなぁ~と思っています。


原作に勝る映像無しと私は良く書きますが、今回のRED CLIFF について思ったことは、文章で読んで漠然としたイメージしか湧かない80万という数字や山河の雄大さ、当時の衣装や太刀…宮中の様子など具体的に“目”で映像として見られ、実感できたのは大きかった。

とにかく国の大きさ、規模違う。

日本の戦国時代で兵をあげても1万数千いればかなり大軍と思われるけれど…なんとなく読み飽きてしまった原因は実感の湧かなさも有ったかとも思います。

さて、昨日は映画サービスデーと三連休の初日が重なり、行きつけのシネコンは大大混雑でした。

ネット予約で席の確保はしてあるものの、発券機の前は長蛇の列。

発券までに15分近くかかり、開演に間に合うか冷や汗ものでした。

大宣伝が効いたのでしょうか、満席でした。


トニー・レオン素敵ですね。

惚れ直しました。

今、この年代の彼は男としてのセクシーさと悲哀が混じり、かなり魅力的に見えます。インタビューに現れる彼はどちらかというとベビーフェイスであまり感情も表に出さない感じですが、いったん役に入ると実にいろいろなものを見せてくれる。

この差がまた魅力のひとつなのかも知れません。