ジェームズ・マンゴールド監督

ホアキン・フェニックス リース・ウィザースプーン主演

『ウォーク・ザ・ライン』を見ました。



ロカビリーの黄金時代を築いた、1950年代のカリスマスター「ジョニー・キャッシュ」のサクセスストーリー。

そして運命的な出会いをした彼の二番目の妻「ジューン・カーター」との愛の物語。



ホアキン・フェニックスとリース・ウィザースプーンが唄うのをトレーラーで聴いた時…映画を見て“ジャクソン”という曲だと解りました… 心地良く、懐かしいリズムで「この曲良いなぁ~」と思ったのがキッカケで、この映画の公開を待っていました。

待っている内にゴールデングローブ賞もとり、アカデミーにもノミネートされと、期待は高まるばかり

で、初日に行って来ました。



生活に困って強引に受けたオーディションに受かり、スターへの階段を駆け足で上り詰めるジョニー。

頂点を極めた時、お決まりの酒と女、そして“ドラッグ”

薬でボロボロになり、メキシコから覚せい剤を密輸入するという大事件を起して、彼の築き上げたものはガラガラと崩れ落ちる。

仕事もキャリアも家庭も失い、また薬に逃避する。。。。

そんな彼を救うのがジューン。

彼女の献身的な看護で自分を取り戻すジョニー。

フォルサム刑務所でのライブに立ち、そのライブ盤で復帰を果たす。

でも、彼が本当に欲しかったものは「ジューン・カーター」その人。

40回目のプロポーズでやっと「イエス」の返事を貰い、以後35年間離れずに生きて行く。



ホアキン・フェニックスが素晴らしかった。

一番の理解者、親友の兄を子供の時に亡くし、それをキッカケに始まる父との確執。

愛して欲しいのに愛されない寂しさが体全体から溢れてた。

薬に逃げてボロボロになっていくさま。

そして薬と縁を切り、立ち直ってレコード会社に再度のアルバム作成を頼みに行く時の自信に満ちた、ある種のオーラを感じさせる姿。

何よりも映画の中で聴ける歌が全て彼自身が歌っているなんて… 

エンドロールに本物のジョニー・キャッシュとジューンの歌声が聴けますが、確かに“本物のジョニー・キャッシュ”は肩の力が抜けてて、甘く、セクシーな歌声だと思いましたが、4ヶ月間でギターと歌を習ったホアキンの役者根性には大拍手

素晴らしい歌声でした。



館内は50代、60代の御夫婦や独りで来ている男性が多かったです。

ジョニー・キャッシュを懐かしく思う年代なのでしょうか?

前の男性は映画内でホアキンが唄う度に体を揺らして楽しんでいる様子でした。



それにしてもロカビリーのリズムって良いですねぇ~

そしてジューンとジョニーの35年間変わらない愛を羨ましく思います。二人はこの映画が完成するのを待たずに2年前に亡くなったのだそうです。

それもジューンが無くなって4ヶ月後、ジュニーは後を追うように亡くなったとのこと。

映画もですが、現実のこの2人の愛に深く感動しました。