アッという間の19日間でした。
初日、2日目と見て、正直“???”でした。
マシューのアクの強さも殆ど無くて「うぅ~~ん……」という感じ。
特に初日はダンサーさん達の移動疲れや時差ぼけも有ったのでしょう、1幕のストーリーもダンスも何となく重く感じられ、2幕のパーティーシーンだけが華やかで綺麗。あの繰り返しの音楽が、見終わった帰り道で頭の中をクルクルと廻っていました。
ただ、1幕最後のトビアリーが踊るシーンを見て、ロンドンで子供に後からドシン、ドシンと椅子を蹴られながら見た“メアリー・ポピンズ”を思い出しました。公園で銅像達が急に動き出し、歌いだすシーン。とてもビックリで、でも面白くて、楽しい。
そして、数度見るうちに気が付きました。今度のマシュー版シザーハンズはこのメアリー・ポピンズを手掛けたマシューの延長線上に有るものなのかなと。
誰でもが楽しめる作品。マシューファンでなくても、マシューの知識が全く無くても皆がエドワードの切なさに涙できる作品。
マシュー・ホーンの昔からのファンには、少し物足りない(だいぶでしょうか?)感じはしますが、これもまたマシューの新しい作品、彼の才能が生み出す1つのジャンルなのだと思いました。
マシュー・ボーンは進化系なのです。

舞台の細かい感想は見るたびに書いたブログと殆ど変わりません。
影があり、ナイーブで傷つきやすいサム演ずる「陰」のエドワードと個性なのか手がハサミだという事に全く臆することなくキムに恋するリチャード演ずる「陽」のエドワード。
多分自然に生まれたのであろう【真逆】の彼等の演ずるエドワードは非常に楽しめました。
ここまでしっかりと2人の個性が出れば、後は見る側の好みの問題でしょう。
私はサムのエドワードがとても切なくて好きでした。
ペグに招かれてキムの部屋で眠りにつくサム演ずるエドワードには、博士に死なれ、途方に暮れた悲しさと孤独の世界から、暖かい愛情に溢れた生活への期待と喜びが溢れ、逆に見る側を非常に切なくさせます。バックの音楽とピッタリと合って私の好きなシーンの1つでした。
そして、2幕のパーティーでのダンスシーンはとても綺麗で豪華。ただ、この振付もナットクラッカーの様な個性有る振付ではなくて、極オーソドックスと言うか、全体に綺麗に纏まった振付と言うか、マシューの振付にしては“薄味”とも感じられましたが、ほぼ同じフレーズを何度も繰り返す音楽に乗って踊るこのダンスシーンは大好きでした。
ギャビン・イーデンの演ずるボックス家の末っ子ケヴィンとハンナ・ヴァッサロ演ずるコヴィット家のキャンディ。この2人は非常に可愛く、楽しく、元気で良いペアでした。
最初にカボチャを着て出てくるのはルーク・マーフィーが一番。彼のカボチャは可愛くて大好きでした。あの歩き方、駆け方がスゴク可愛いし…これからニューアドベンチャーズでどう係わって行くのか楽しみなダンサーさん達です。
さて、やはりスコットとエタのことを書かなくてはいけませんよね。
今回、初めてこの2人が主要な役で一緒に舞台に立つのを見ましたが、やはりこの2人は別格、スターだと思いました。
この2人は舞台で「語る」から… 「言葉」が彼等の廻りにいっぱい溢れているもの。マシューの舞台で一番大事な「演ずる」というのはこういう事と見る側に納得させるパフォーマンスです。
そしてパーティーシーンで2人中央で踊りますが、華が有って素晴らしい存在感です。やはり違うっ!と思わせる2人でした。
そして、もう1人。いつも、いつも感心するのがスティーブ・カーカムです。「カーカムさん、カーカムさん」と私達はなんとなく彼を“さん”付けで呼びますが……紳士ですよね。誰に対しても丁寧な態度。
彼も素晴らしいパフォーマーです。今回モンロー家の主で、妻に浮気をされても気が付かない情け無い夫役でしたが、あのショポッとした“姿勢”
背を丸めて、腰を落としての姿勢は、ダンサーである彼には大変だろうと思いました。TVレポーターも面白かったですが…
何と言ってもスティーブとスコットが組んだ「ジョギングシーン」は毎回大笑いをさせてもらいました。この2人が組むとどうしてこんなに「味」が出るのだろう。
イギリス人の好きな“化学的反応”ってやつでしょうか?
さて、終わってしまいました。
正直、寂しいです。
家族の事情や仕事で中々劇場に足を運べなかった今回のシザーハンズでした。
招聘元のプロダクションのチケット販売の仕方や事前の宣伝の仕方の不味さ、もう少しマシューの作品を理解して、愛情を持って扱ってくれたら、あんなに空席を出さずに済んだのでは?等々文句も多々有りますが、東京でマシューの作品がこれだけ続けて見られるなんて4.5年前の事を考えれば夢の様です。
そして、ニューアドベンチャーズの皆さんに
Thank you very much !!
ありがとう!
これしか言えないです。
こんな高温多湿の日本の夏に来て、公演するのは体調維持だけでも大変な事でしょう。
スコットの頬がゲッソリと落ちたのにはビックリしました。
ダンサーの皆さんには本当に感謝してます。
そして、今度はもっと良い気候の時に、また来て欲しいと願わずにはいられません。
初日、2日目と見て、正直“???”でした。
マシューのアクの強さも殆ど無くて「うぅ~~ん……」という感じ。
特に初日はダンサーさん達の移動疲れや時差ぼけも有ったのでしょう、1幕のストーリーもダンスも何となく重く感じられ、2幕のパーティーシーンだけが華やかで綺麗。あの繰り返しの音楽が、見終わった帰り道で頭の中をクルクルと廻っていました。
ただ、1幕最後のトビアリーが踊るシーンを見て、ロンドンで子供に後からドシン、ドシンと椅子を蹴られながら見た“メアリー・ポピンズ”を思い出しました。公園で銅像達が急に動き出し、歌いだすシーン。とてもビックリで、でも面白くて、楽しい。
そして、数度見るうちに気が付きました。今度のマシュー版シザーハンズはこのメアリー・ポピンズを手掛けたマシューの延長線上に有るものなのかなと。
誰でもが楽しめる作品。マシューファンでなくても、マシューの知識が全く無くても皆がエドワードの切なさに涙できる作品。
マシュー・ホーンの昔からのファンには、少し物足りない(だいぶでしょうか?)感じはしますが、これもまたマシューの新しい作品、彼の才能が生み出す1つのジャンルなのだと思いました。
マシュー・ボーンは進化系なのです。

舞台の細かい感想は見るたびに書いたブログと殆ど変わりません。
影があり、ナイーブで傷つきやすいサム演ずる「陰」のエドワードと個性なのか手がハサミだという事に全く臆することなくキムに恋するリチャード演ずる「陽」のエドワード。
多分自然に生まれたのであろう【真逆】の彼等の演ずるエドワードは非常に楽しめました。
ここまでしっかりと2人の個性が出れば、後は見る側の好みの問題でしょう。
私はサムのエドワードがとても切なくて好きでした。
ペグに招かれてキムの部屋で眠りにつくサム演ずるエドワードには、博士に死なれ、途方に暮れた悲しさと孤独の世界から、暖かい愛情に溢れた生活への期待と喜びが溢れ、逆に見る側を非常に切なくさせます。バックの音楽とピッタリと合って私の好きなシーンの1つでした。
そして、2幕のパーティーでのダンスシーンはとても綺麗で豪華。ただ、この振付もナットクラッカーの様な個性有る振付ではなくて、極オーソドックスと言うか、全体に綺麗に纏まった振付と言うか、マシューの振付にしては“薄味”とも感じられましたが、ほぼ同じフレーズを何度も繰り返す音楽に乗って踊るこのダンスシーンは大好きでした。
ギャビン・イーデンの演ずるボックス家の末っ子ケヴィンとハンナ・ヴァッサロ演ずるコヴィット家のキャンディ。この2人は非常に可愛く、楽しく、元気で良いペアでした。
最初にカボチャを着て出てくるのはルーク・マーフィーが一番。彼のカボチャは可愛くて大好きでした。あの歩き方、駆け方がスゴク可愛いし…これからニューアドベンチャーズでどう係わって行くのか楽しみなダンサーさん達です。
さて、やはりスコットとエタのことを書かなくてはいけませんよね。
今回、初めてこの2人が主要な役で一緒に舞台に立つのを見ましたが、やはりこの2人は別格、スターだと思いました。
この2人は舞台で「語る」から… 「言葉」が彼等の廻りにいっぱい溢れているもの。マシューの舞台で一番大事な「演ずる」というのはこういう事と見る側に納得させるパフォーマンスです。
そしてパーティーシーンで2人中央で踊りますが、華が有って素晴らしい存在感です。やはり違うっ!と思わせる2人でした。
そして、もう1人。いつも、いつも感心するのがスティーブ・カーカムです。「カーカムさん、カーカムさん」と私達はなんとなく彼を“さん”付けで呼びますが……紳士ですよね。誰に対しても丁寧な態度。
彼も素晴らしいパフォーマーです。今回モンロー家の主で、妻に浮気をされても気が付かない情け無い夫役でしたが、あのショポッとした“姿勢”
背を丸めて、腰を落としての姿勢は、ダンサーである彼には大変だろうと思いました。TVレポーターも面白かったですが…
何と言ってもスティーブとスコットが組んだ「ジョギングシーン」は毎回大笑いをさせてもらいました。この2人が組むとどうしてこんなに「味」が出るのだろう。
イギリス人の好きな“化学的反応”ってやつでしょうか?
さて、終わってしまいました。
正直、寂しいです。
家族の事情や仕事で中々劇場に足を運べなかった今回のシザーハンズでした。
招聘元のプロダクションのチケット販売の仕方や事前の宣伝の仕方の不味さ、もう少しマシューの作品を理解して、愛情を持って扱ってくれたら、あんなに空席を出さずに済んだのでは?等々文句も多々有りますが、東京でマシューの作品がこれだけ続けて見られるなんて4.5年前の事を考えれば夢の様です。
そして、ニューアドベンチャーズの皆さんに
Thank you very much !!
ありがとう!
これしか言えないです。
こんな高温多湿の日本の夏に来て、公演するのは体調維持だけでも大変な事でしょう。
スコットの頬がゲッソリと落ちたのにはビックリしました。
ダンサーの皆さんには本当に感謝してます。
そして、今度はもっと良い気候の時に、また来て欲しいと願わずにはいられません。