辛い時には現実逃避… って、ことでまたまた映画の話しです。



『ポセイドン2006』の先行上映に行って来ました。



監督 ウォルフガング・ペーターゼン

出演 ジョシュ・ルーカス カート・ラッセル リチャード・ドレイファス ジャシンダ・バレット 



1972年に公開された『ポセイドン・アドベンチャー』のリメイク版。

これはパニック映画の名作と云われている映画です。

出口に導く牧師役のジーン・ハックマンが好演でした。

出口を目指す中での人間の弱さ、強さ、愛情の深さ…パニック映画だけれども1人1人の人間性を丁寧に描いた映画でした。

船が津波で転覆し、逆さになってしまう時の映像… ガラスの天井へタキシード姿の男性が落ちていくシーンは当時話題を呼びました。

私の中では、見ている最中に大きな地震が有り、パニック映画だったこともあり、館内を友達とウロウロとして(子供だったなぁ~)中年の男性に「大丈夫だよ。ゆっくり見てて大丈夫」と映画さながらに助けられた??思い出のある映画です。



さて、30年以上もたち、CGの技術も目覚しい発達を遂げている今、どんなに素晴らしい映画になったのか?と楽しみに出かけました。





ここから先は、映画を見ようと思っている方はご遠慮下さい。



正直、ガッカリしてしまいました。

確かに映像技術は素晴らしい。リアル(死体がリアル過ぎて… だし、転覆後の船内の細々とした様子も納得でした。

前回は牧師が脱出のリーダーでしたが、今回は元消防士と海軍(潜水艦勤務の経験有りとか?)出のプロギャンブラーの2人。この2人なら船内のことも火災の詳しい知識も充分に有り… そうだ船の設計者も居たのだ… 脱出出来るのも見ている側は納得出来る設定になっている。



最大の欠点はこれだけの達者な出演者が揃っているのに、ストーリー性に全く欠けていること。

「脱出する」という事が映画の最重点になってしまっている。

映画が始まって、ほんの10分か15分で突然津波に襲われてしまう… もうその後は水、火に追われ、追われ… 出口を求めて進んでいく映画で終わってしまう。

映像も目新しいシーンは少ない。昔に比べれば技術的に進歩しているけれども、新しいシーン、工夫されたシーンは殆ど無いのでは?



見終わって、私の前を歩いていた中年のご夫婦の会話

「ポセイドン・アドベンチャーの方がストーリーが有って、1人、1人と亡くなって行く度に涙したけど… これはそれが無いねぇ~~」

一緒に会話に入りたくなってしまった(笑)

私だけでは無いのだと納得でした。

キングコングのリメイクは素晴らしかったのだけれど、ポセイドンは??????



上映前の予告で「スーパーマンリターンズ」を始めて見ました。写真は見ていたけれども映像版は初めて。

スピード感がスゴイっ 迫力も伝わってくる



クリストファー・リーヴのスーパーマンは最高でした。

彼のクラーク・ケントは気弱で優しくて、ユーモラス。そしてスーパーマン姿は“品”が有って、美しかった。

作品の中で、最後に地球をバックに飛びながら観客に向かって手を振るシーンが有るのですが、私は手を振り返したくなってしまって(笑)手をギュッと握って、振らない様に我慢していたのを思い出します。

怪我をして全身麻痺になったのを聞いた時「もうあの美しいスーパーマンは見られないのだなぁ」とショックでした。

でも、そのクリストファー・リーヴがTVドラマ“プラクティス”や“ヤングスーパーマン”に車椅子姿で出演していたのを見た時「彼は永遠のスーパーマンなんだ」とも思いました。

その彼も亡くなったのですよね。



“スーパーマンリターンズ”は8月の公開。

主演のブランドン・ラウスの“動いている”スーパーマン姿見ましたが、素敵ですねぇ~ 

新しい、魅力あるスーパーマンに逢えることを期待してます

出来れば、最後に手を振って欲しい…かな?