この雪で寒々と可愛そうです。
朝起きたら真っ白で景色が変わっていました![]()
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本格的な雪は今シーズン初めてですね。
アン・リー監督
キャスト:トニー・レオン タン・ウェイ ワン・リーホン
大胆な性描写で色々と話題の多い“問題作”?を見てきました。
1942年の日本の支配下にある上海が舞台。
抗日運動に身を投じ、女スパイとして特務機関トップのイー(トニー・レオン)暗殺に加わるワン(タン・ウェイ)。
暗殺の手引きという死と隣り合わせの極限の緊張感にさらされているワン。
特務機関のトップで戦争の汚い面を見尽くした虚無感と日本の手先として同胞に命を狙われている恐怖感をもつイー。
そんな精神的極限の状態にある2人。
イー暗殺の手段である“偽りの恋愛”が体を合わせているうちに、その境があいまいになってくる。
前半が非常に興味深い。
ワンは大学での演劇サークルで抗日運動を取り上げた演目のヒロインを演じたことがきっかけで抗日運動に身を投じることになる。
舞台に立てた興奮、観客にアピールできた興奮が打ち上げの飲み会、帰りのバスの中と冷めることなく続き、そのまま実際の抗日運動にと進んでしまう。
まるで舞台の続きを演じている様に抗日運動に身を投じることになってしまうワン。
それは演劇サークルの仲間も同様であり、次第に現実が大きく圧し掛かり身動きが取れないことになってしまう。
結局、彼らは無残な結末を迎えるのですが、彼らの興奮が収まり、現実に引き戻されたのは死の瞬間だったのかもしれません。
大胆なシーンが話題になりましたが、極限にある2人は何か通じる感覚があったのでしょう。体を合わせている時にその口に出せない、2人にだけ通じるものが何かあったのだと思う。
ワンがその感覚を抗日運動のトップに長々と説明するシーンが有るのですが…2人だけに解る感覚なのかもしれません。
トニー・レオンが素敵です。
彼を見たくて楽しみにしていた「ラスト、コーション」ですが、とても興味深く、考えさせられる映画でした。