母が亡くなり、四十九日を終えた。
母の葬儀の後、すぐ仕事に戻り、四十九日までの週末は喪主(継父)が受け取らなかった香典を返しに、遠方から駆けつけてくれた親族を改めて訪ね、挨拶に回った。
そして、手短に四十九日を迎え、数日後、あろうことか、後を追うように継父が亡くなった。大きな病気一つしたことなかった人が、運転中に大動脈解離を起こしたらしい。
遺体の確認をと警察から電話があった。継父の妹さんが絶縁を理由に断ったらしく、私に連絡が来たが、私は直接の血縁ではなかったので、甥に当たる方にお願いをした。
その流れで、通夜、葬儀には参加しなかった。
がんの闘病は本人だけではなく、家族も一緒に闘っている。四十九日を終え、張り詰めた糸が切れてしまったのだろう。
継父が介護放棄中の1月下旬に母が倒れ、入院し、しばし退院して在宅介護の後、再び入院後緩和ケアに行き最期を迎えるまで、継父は心を入れ替えたように母の面倒を見た。私の手を借りることを極力嫌い、すべての手続きを進めた。
母も【継父に見てもらうから、あんたはもういい。】と言っていた。
最後の最後に継父に優しく接してもらい、母も幸せだったのかもしれない。
母は、継父のことを【飛行機が落ちても死なない】と揶揄していた。暴言を吐いても相手が傷つくことなど、気にもとめない人だったからだ。
なのに、最期はあっけなかった。
未だ、これは悪い冗談ではないか、と思う自分がいる。
母の闘病に関して、そして、母の四十九日まで、母も継父も、私に極力迷惑をかけないようにしてくれたのだろうかと今になって思ったりする。継父は継父なりに、不安に押しつぶされそうになりながら、気を張って頑張っていたのだろう。
母の納骨が済んでいなくて、母方親族の意向もあり、引き取ることも考えていた。
ただ、夫婦なので、2人同じところに納骨するべきかなとも思い始めている。
まだ、気持ちの整理が全くつかないので、落ち着いて考えようと思う。
ただ、こんなことって、あるんだろうか。