数日前、親父が75になった。
後期高齢者たい、とさっき電話で言ってた。
ふと考える。
あと何年親父と過ごせるだろう。
あと何回親父と話せるだろう。

親父は小学生くらいで母親をなくし、そのせいで妹と一時期離ればなれになったり。
またその後二番目の母親との生活が始まったり、
結構苦労したみたいだ。
また、じいちゃんが亡くなる間際、痴呆が入ったときはまめに面倒をみていた。
(らしいが、その時俺は既に家を出ていて、後から聞いた話だ)
痴呆は段々とひどくなり、
夜も外に出て行こうとするし、
気は抜けなかったらしい。
いつだったか、じいちゃんが夜中いなくなり、
ご近所さんに協力してもらって大捜索となったことがあったらしい。
いくら探してもみつからず、
とうとう夜が明けそうなとき、
途方にくれながらもとなり町との堺付近の国道を親父が探していると、
朝もやの中をじいちゃんが向こうから歩いてきたという。
それを見て泣きそうになったと親父は話してくれた。

PTA会長など、人の前に立つ役職を頻繁にやってる親父を尊敬してた。
いや今も。
近年変に頑固になった親父をじいちゃんに似てきたなと思う。
でも今まで数えきれないほど助けられたなと思う。
めちゃくちゃ愛されたなと思う。

今親父に何をしてやれるだろう。