「まだ分かるよ」
「急性期病院」から地域の「一般病院」への転院でした
酸素5リットル吸入中との情報があります
という事は、かなり呼吸状態注意です
酸素管理と全身状態の観察のために、ドライバーと看護師の2人で向かいました
ナースステーションに声をかけ、病室にお迎えに行きます
「Aさん、介護タクシードリームの森山です。今日の搬送を担当させていただきます
ので、よろしくお願いします」(チョー笑顔)
「まあ、色々お世話になりました。ありがとうございました」
(病棟の看護師と間違えてるな、お別れの挨拶になっている・・・ でも酸素して
いる割には思ったよりお元気そう)
病棟の看護師から状態についての申し送りを受け、酸素マスクで酸素5リットルを
吸入ながらストレッチャーに移す
事前情報になかったバルーンカテーテル(尿管)も入っている
布団をかけますよ。動きますよ。エレベータで1階に下りますよ。とその度に
次に何をするか伝えながら移動し、駐車場の車に乗り込む
ご家族が5人、心配そうに迎えに来ている
「別の車で来てるんですが、誰か一緒に乗った方がいいですか?」
「そうですね、お願いします」
車に入って、酸素の接続、尿管バッグをフックに下げて、Aさんの呼吸状態や
全身状態を確認します
「〇○病院へ出発しますね」
Aさんはちょっと不安そう 「どこに行くのかな??」
酸素はしていますが、状態は落ち着いているようです
同乗していただいたご家族に 「Aさんの隣の席に座っていただけますか?」
促しました。 Aさんの隣に座り 「誰だか分かる?」 笑いながら声掛ける
「まだ分かるよ」
酸素マスクの内側から、Aさんの得意げに笑った口元が見えます
かなり高齢のようですが、その言葉についクスクスと笑ってしまいました
「今度ご自宅に戻られる際には、ぜひご連絡くださいね」と言って別れた
とても良い搬送だった
