【GPS】
受診搬送のお迎え上がりの約束時間が迫っていた。
スクールゾーンの通行規制時間を過ぎていたので近道をして
普段は通らない踏切を通過して患者さまのご自宅に向かっていた。
高齢者が道路の脇で倒れている!DREAM号を止めて、駆け寄る。
肩をたたきながら声をかける、洋服が湿っているのがわかる、
大量の汗をかいているのだ。身体がガタガタと震えて苦しそうだ。
意識はあり、救急車を呼びましょうと話すと良いからと拒否をする。
周りには誰もいない、DREAMが携帯から119番通報をした。
『消防ですか?救急ですか?』の問いから始まり、住所・容態などを
報告した、テンパルことなく冷静に話しができた。
既に一報があり救急車が向かっているとの事、安心した。
電話を切ってすぐにヤジウマが集まりだしたが、遠巻きに見ているだけだ!
呼吸は速いがしっかりしている。自分の名前も言うことができる。
脈が異常に早い、大量の汗。偶然だが自分で安静体位をしているので
それの心配はないと判断して、DREAM号からバスタオルを持ってきて
枕にして救急車をまっていた。
誰ひとり手伝う人がいない。AEDや救命講習で何回も繰り返した、
『貴方は119番通報をして!』
『貴方はAEDを持ってきて!』・・・・・・・。
実際はそれが難しかったりすることもあるし、
心肺停止など重篤な場合は自分も冷静に対処できるか不安である。
救急隊に引き継いで業務に向かった、ギリギリの時間で到着して
病院までお手伝いすることができた。
ポケットの携帯を見たら、写真のアイコンが表示されていた!
こちらの位置を正確につたえる先端技術だ!
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