奥日光へレンタカーのNISSANキューブを進めると、天下に名高いワインディングいろは坂。
ゆったりと高度を上げると、木々もようやく色づきはじめる。
燃えさかる男体山と華厳滝。秀麗で幽玄な中禅寺湖。…という景色を期待したが、これまた日光の影の主人公である深い霧がお出迎え。自然には逆らえないものだ。
それでも最奥の湯の湖に近づくにつれ、少しずつ霧も晴れてきた。
なんだろう!!
この言葉や文字に表せない独特な感動は!
戦場ケ原の草紅葉(くさもみじ)は、神々しく幻想的で、もはや心象風景の世界。
これだった。
これを観にきたんだ。
目まぐるしい日々に翻弄され自分を見失わないために。
自分はここへ戻ってきたんだ。
そして、また・・・
これからも幾度となく自分はこの場所へ戻ってくるだろう。
そう確信して、何事もなかったかのように日常へと帰っていくのだった。
旅は。
日常があるからこそ、かけがえのないもの。
