今日は、少しだけしのぎやすかったですね。

会社帰りに渋谷のBunkamuraル・シネマで「新章パリ·オペラ座 特別なシーズンの始まり」を観てきました。最後にここで映画を観たのは2019年4月でヘレン・ミレンの「ザ·オーディエンス」というナショナル・シアターライブでした。







Bunkamuraからメールの案内が来るのでパリ·オペラ座がコロナ禍で再生していく過程のドキュメンタリー映画と聞いて是非観たいと思いましたが、友人とは都合が合わず一人で観に行って来ました。

6時20分スタートだったのでかなりハードルが高かったけどどうにか間に合いました。初日なのにかなり空席がありました。バレエ映画だとこんな感じでしょうか?多分知らない人が多いのだと思います。
少しだけ時間があったのでパンフレットを買い求めました。↓



入口でポストカードを配布してくれました。↓
初日だけなのか先着順で貰えるのかは不明です。


CMがあったので実際に始まったのは6時半過ぎていたと思います。

この映画監督はプリシラ·ピザートで、パリ·オペラ座芸術監督のオレリー·デュポンから許されオペラ座のかなり内部までカメラを撮っています。

期待のマチュー・ガニオ君とやドロテ・ジルベール等の有名なエトワールはそこまで出てきませんが、バヤデールのお稽古風景、オペラ座の団員がどうやってお稽古してるかが観られるだけでもバレエファンには感涙物です。基本のレッスンは、パリオペラ座だろうが私の様な地を這うレベルのバレエでも大きな違いは無いのだなと改めて思います。

それにバヤデールの曲、バレエのお稽古で沢山聴いていました。ああ、これ以前のバレエの先生のバーレッスンで沢山かかっていたなとか、センターレッスンの時に聴いたなとか懐かしかったです。

この映画は、2020年にパリ·オペラ座がコロナで3ヶ月閉鎖され、6月に団員が戻って来てお稽古再開して年末のラ・バヤデールに向けてお稽古を再開するところから始まります。

オペラ座の先生、褒めるのが上手で、凄く団員を褒めてます。指導していたのは主にバレエミストレスのクロティルド·ヴァイエとロシア語訛の年配の男性。昔Kバレエの熊川君がイギリスのロイヤル·バレエ団にいたときの出世役、ブロンズ·アイドルを踊ったポール·マルクが素晴らしい踊りでした。結局ラ・バヤデールは再度劇場が閉鎖されることになり、無観客で有料配信されることに。初日の公演であり千秋楽でした。お稽古をずっと追って、舞台稽古までやっていながら無観客で手応えの無い公演をすることになった団員達の無念の想いがスクリーンを通して伝わって来ます。

このあたりから涙腺崩壊。その中でも明るいニュースはブロンズ·アイドルを踊ったポール·マルクがエトワールに任命されたことでした。称え合う他のダンサー達。彼はパリ·オペラ座バレエ学校出身で現役では最年少のエトワールだそうです。

更に半年後2021年6月にオペラ座はバスティーユで公演を再開。演目は「ロミオとジュリエット」でした。奇しくも私が1994年に初めてパリでオペラ座のバレエを初めて観たのがバスティーユで「ロミオとジュリエット」でした。シャルル·ジュドの美しいロミオ、忘れません。

この映画では超演技派のジュリエットに見えた韓国出身のパク·セウンがこの公演で唯一エトワールに任命されました。ロミオが本当に死んでいると知って嘆く表情、演技派の女優さんでもなかなかああは出来ないと思います💦。バレエの「ロミオとジュリエット」、大好きな演目の1つなのですが、この映画では端折りすぎて残念ながら踊りや良さは全然伝わって来ませんでした。

バレリーナの人生は短くパリオペラ座は42歳が定年だそうです。皆、踊ることは大好きだけれど、観客の前で踊って拍手を貰ってこそ踊る価値があると感じています。

バレエを下手ながら細々と続けている身として本当に感じる事の多い映画でした。そしてバレリーナの方々が宝塚の生徒さんたちにも重なって涙が止まりませんでした。

世界バレエフェスティバルやパリ·オペラ座の来日公演で何度も観たオレリー・デュポンがパリ·オペラ座の芸術監督としてこの映画に出演していました。踊りを指導したり、ゲネプロでダンサーを褒めているシーンが印象的でした。彼女自身一流のエトワールだったから団員も尊敬の念を持って指導受けているように見えました。

7月末には芸術監督を辞任されたそうなので今は退任されてますね。

ランチは同僚達とアーク森のバビーズに行きました。以前同僚が食べていたパンケーキが美味しそうだったので今日は思い切ってレストランおすすめのストロベリーパンケーキを頼んでみました。追加でおすすめの生クリームも。パンケーキにはリコッタチーズが入っています。背徳のお味でした。そしてストロベリーソースにフワフワの植物性の生クリームが合わないと思いました。こってりと動物性の生クリームが良かったです。結局、生クリームは殆ど頂きませんでした。メープルシロップはちょっとかけました。これに飲み物が付いています。


映画の帰りには、Vironに寄りましたが、午後8時前でパンは殆ど残って無くて、カヌレやバゲットチョコラ、シュークリームやクレープを買って帰りました。シュークリームは今日中と書いてあったので夕食後に頂きましたが、クリームが多すぎました💦。ここのシューは大きいのです。お味は普通でした。


買いませんでしたがモンブラン1個1500円でした👀確かにサイズは大きかったけどちょっと高すぎないでしょうか?食べた方がいらしたら感想教えて頂きたいです。