親に泣かれたから。
ではないけれど、結果的にはキッカケとなり、
「副収入を得られたらいいな♪」
という安易な考えで足を踏み入れた
ネットワークビジネスにお別れを告げることにした。

親に反対されようが、何を言われようが、
自分が信念を持って出来るものであれば続けられた筈。

でも、そもそもビジネスを前に進めることができなかった。

それどころか、組織のあり方や、ほぼ毎晩開催の
ネット会議やセミナーの内容や上層部の人たちの
”成功体験話”に嫌気がさしていた。

つまり、私はそのネットワークビジネスには
向いていなかったのだと思う。

そもそも、本業に誇りを持っていたし、忙しかった
ので、自分が納得のいかないビジネスに時間と
労力を費やすこと自体無理だったし、無意味だった
のだ。

そんなわけで、一時の気の迷いで甘い言葉を
鵜呑みにして始めたネットワークビジネスとは
オサラバした。


良い社会勉強になった。
ネットワークビジネスは、文字通り”ネットワーク”で
ビジネスをする。

ピラミッド型の人間ツリーの、頂点に立っている人は
自分の配下の人たちが稼げば稼ぐほど、儲かる仕組み。

下々の者であっても、自分の配下の組織が大きく
なればなるほど儲かる仕組み。

だから、私のような新参者が末端だとして、
その上には必ず誰かがいて、そのまた上には誰かが
いて、そのまたまた上には誰かが、そのまたまたまた上
には誰かが・・・、といった具合に大きな組織に
なると階層がどんどん増えていく。

商品知識よりも実体験を話すことを重視し、
専門家としてではなく、体験者として商品の良さを
アピールして売り上げに繋げるようレクチャーを
受けた。

ネット会議、メーリングリスト、決起集会、
セミナー、集合大会、等々。

兎に角たくさんの集会があり、それぞれが一体
何を目的としたものなのかもよくわからないまま
貴重な休日を返上で出席してみたりしていた。

ちっとも売り上げが上がらない私に、上の人が
「今度のセミナーに親御さんを呼んでみたら?」
と、言ってきた。

その言葉を鵜呑みにした私は(本当にバカ!)、
親をセミナーに招待した。

セミナーの当日、親から電話がかかってきた。

「今日は、行きません。
 そして、あなたもセミナーに行かずに実家に
 いらっしゃい。」

電話口で、母は涙声だった。

実家に行くと、母は更に泣いた。。。

母を泣かせてしまった。。。。。



で、世間知らず(いや、おバカ)な私は
健康食品系のネットワークビジネスに一歩足を踏み入れて
しまった。。。

ただ、
「副収入があったら、大好きなファッションに
 沢山のお金をかけることができるなぁ。」
という安易な考えだけで・・。

まず最初に私が突破しなければならなかった関門は、
自腹で50万円相当の健康食品を購入すること。

つまり、”在庫を抱える”こと。

身銭を切って一気に売上50万円突破のランクに
上がってしまえば、次回購入からより高い割引率で
商品を購入することができるので、手っ取り早いと
いえば手っ取り早い。

しかし、今から考えると、身銭を切るべきではなかった。

顧客を持たぬまま、自己資金投入で在庫のみを抱えて
しまったわけで、大量の在庫が家に山積みとなった上に、
それらを捌く方法が、”自ら使用する” しかなかった。

ネットワークビジネスの基本は、
”家族の勧誘”から始め、”友人の勧誘”へと移行し、
どんどん自分のネットワーク配下を広げていくこと。

なのだけど、どうしてもソレをするのに踏み切れない
自分がいた。

何故か?

それは、その健康食品や、それらを使ったダイエット法が
好きになれなかったから。