マイチェンした熟成のレクサス「IS」と購入を検討した経緯 | フレンチブルドッグ:ファブとあものブログ

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Fab ファブ 2013.12.10♀ブリンドル
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フレンチブルドッグのファブとあもの日常を書きます。


銀行を退職した際にCashでRX号を購入して8年、21万キロを走りました。その間、千葉県往復やカープのキャンプ地宮崎県日南市を何度も往復、広島県ズムスタまで往復は毎年3回以上等走ったことになりますが、パンク以外は際立った故障もなく、非常に満足しています。

今回、買い替えに至った経緯は、母の足腰が弱り、SUVの車高の乗り降りがきつくなったからです。
父が乗っているのはジムニーでこちらもきつい思いをさせています。父は来年の免許証交換時に返納をします。

当初は軽自動車を検討していましたが、これは!と思った車種は250万円以上!高っ❗️個人の年収からは借り入れは無理です。ですから会社名義で借り入れします。

SUVは無理ですので、セダンを探しました。しかも、自宅の近くは狭い路地。大きいセダンも無理。

調べていくとレクサスISがマイナーチェンジしたばかりで、これも高いといえば高いですが、信用がありますから。


 大幅変更(公式には「マイナーチェンジ」と呼称)を行なったレクサス「IS」。試乗したのは2.0リッターターボの「IS300 F SPORT Mode Black」と、2.5リッターハイブリッドモデルの「IS300h F SPORT」の2台だ。


 ベースとなったIS300 F SPORT(535万円)とIS300 F SPORT Mode Black(585万円)では、主に外観と内装に違いが設けられた。さらに、走行性能を左右する相違点としてBBSと共同開発した軽量・鍛造アルミホイール(マットブラック塗装)を装着する。また、F SPORT専用の8インチTFT液晶式メーターには特別仕様車専用のオープニング画面が用意され、ドアミラーもブラック塗装(一部ボディカラーを除く)とするなど分かりやすい差別化が図られた。 






 現在、レクサスのクルマづくりは三層構造で表現される。ベースの一層目は自らのDNAである「静粛性と乗り心地」を示し、二層目が「レクサス独自の乗り味の追求」を示す。そして三層目が「Electrified(主に電動化)」と「Lexus Teammate(主に高度運転支援技術)」でまとめ上げる。つまり、基本性能を造り込み、独自の乗り味を加えた上で、電子デバイスを受け入れるという流れだ。

 ISもそれに倣い、一層目「静か」で、二層目「撓り」、三層目「確実な運転支援技術」で形成されていて、中でもIS300は二層目の撓りを伴う正確な乗り味が群を抜いて光っている。 

 ところで、IS300が搭載する直列4気筒直噴+ポート噴射ターボ「8AR-FTS」型エンジンは前輪駆動(FF)と全輪駆動(AWD)を横置きレイアウト(例:レクサス「RX」)で、後輪駆動(FR)には縦置きレイアウトでそれぞれ対応する。 

 トヨタブランドでは「クラウン」のターボモデルが同じ「8AR-FTS」型エンジンを搭載した同一配置で、出力/トルク、最終減速比まで含めた8速ATのギヤ比もIS300と共通だ。しかし、IS300のトランスミッションは走行性能を高めるため変速時間が早く、応答性能に優れた「8-Speed SPDS」に変更されている。そのため、車両重量はクラウンが最大で90kg重い1730kgであるにも関わらず、カタログ上のWLTCモード燃費数値は若干ながらクラウンがIS300を上まわる。

IS300hで感じたIS300との違い

 その点、ハイブリッドモデルのIS300h F SPORTはどうか。みっちり詰まった走行感覚はIS300hでも健在だ。IS300 F SPORT Mode Blackは特別仕様車で軽量ホイールを履いているため細かくは異なる部分もあるが、両モデルともF SPORTで装着タイヤは銘柄/サイズ含めて同一なので、全体の印象はターボモデルのIS300と同じ方向でまとめられている。 

 しかし、IS300と同じ試乗コース(公道)をゆったりと走らせてみると、大きな違いがあることも分かった。端的に、IS300hには重さを感じるのだ。重いといっても単に車両重量の違いは50kgに留まる。体感した重さとは、クルマそのものの動きが異なることからきている。



 アクセル操作を行ない、それを実際に躍度としてドライバーが体感するまでにタイムラグは両モデルにあるが、反応はターボエンジンが一定でかつ早い。つまり、撓りを味方につけたISのボディはターボエンジンでこそ真価を発揮すると筆者には感じられた。 


 さらに、IS300にはヤマハとトヨタが長年開発を行ない、過去から各車に実装されてきた「パフォーマンスダンパー」がフロント部分に装着されている(IS300hには設定なし)。パフォーマンスダンパーは車体制振ダンパーとも呼ばれ、車体がうける1mm以下のごくわずかな変形エネルギーを吸収することで、すっきりとした乗り味を提供する逸品だ。この装着有無も、両モデルに違いを感じた理由だろう。

 三層目である「確実な運転支援技術」は時間の関係で試すことができなかったが、先進安全技術群である「Lexus Safety System +」(Toyota Safety Sense相当)では、高度運転支援機能「LTA/レーントレーシングアシスト」も大きく進化したという。先ごろ一部改良を行なったトヨタ「クラウン」と方向を同じくする進化とのことだが、IS向けの専用セッティングが施されているようでこちらも興味津々。 

 三層目である「確実な運転支援技術」は時間の関係で試すことができなかったが、先進安全技術群である「Lexus Safety System +」(Toyota Safety Sense相当)では、高度運転支援機能「LTA/レーントレーシングアシスト」も大きく進化したという。先ごろ一部改良を行なったトヨタ「クラウン」と方向を同じくする進化とのことだが、IS向けの専用セッティングが施されているようでこちらも興味津々。 

 販売台数の上で、ここ長らくセダンはミニバンやSUVよりも伸び悩む。そうした中、ISは扱いやすいボディサイズとフォーマルな印象から男性だけでなく女性からも広く支持され、オーナー比率も13%(直近約3か月間の受注実績/広報部)に上るという。もっとも、受注ベースでの数字であるため、実際の使用実態ではもう少し比率が上がることも考えられる。 


 ターボ、ハイブリッド、標準モデルにF SPORT、そしてversion Lと豊富なバリエーションを誇るIS。筆者のおすすめはターボモデルのIS300 F SPORT Mode Black。さらにこの先、機会があればV型6気筒3.5リッターを搭載する「IS350 F SPORT」(650万円)のテストも行なってみたい。 販売台数の上で、ここ長らくセダンはミニバンやSUVよりも伸び悩む。そうした中、ISは扱いやすいボディサイズとフォーマルな印象から男性だけでなく女性からも広く支持され、オーナー比率も13%(直近約3か月間の受注実績/広報部)に上るという。もっとも、受注ベースでの数字であるため、実際の使用実態ではもう少し比率が上がることも考えられる。 

 ターボ、ハイブリッド、標準モデルにF SPORT、そしてversion Lと豊富なバリエーションを誇るIS。筆者のおすすめはターボモデルのIS300 F SPORT Mode Black。さらにこの先、機会があればV型6気筒3.5リッターを搭載する「IS350 F SPORT」(650万円)のテストも行なってみたい。


西村直人:NAC

1972年東京生まれ。交通コメンテーター。得意分野はパーソナルモビリティだが、広い視野をもつためWRカーやF1、さらには2輪界のF1であるMotoGPマシンの試乗をこなしつつ、4&2輪の草レースにも参戦。また、大型トラックやバス、トレーラーの公道試乗も行うほか、ハイブリッド路線バスやハイブリッド電車など、物流や環境に関する取材を多数担当。国土交通省「スマートウェイ検討委員会」、警察庁「UTMS懇談会」に出席。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)理事、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。(財)全日本交通安全協会 東京二輪車安全運転推進委員会 指導員。著書に「2020年、人工知能は車を運転するのか 〜自動運転の現在・過去・未来〜」(インプレス)などがある。