スプーンやルアーで一番こだわる人が多いのが
、カラーだと思います!
魚は、色を見分けられるか?
答え、見分けられます!
2000年頃に発行されていた、ルアー情報と言う雑誌(今は、廃刊)に村越正海さんのコラム、案中模索と言うコーナーに、魚は色を見分ける事が出来るか、実験していました!
それは、シーラ釣りで同じルアーで色違いを数本用意して、ルアーにフックを着けないで実験を始めます!
最初は、白で、魚も追いかけて来ました!
何投かすると、見向きもしなくなり、魚が学習した事が解りました!
今度は、色違いの緑色のルアーを投げると又、最初の様に魚が追いかけて来ました!
この時点で、同じルアーなので、アクションではなくルアーの色に反応した事になります!
又、数投すると同じ様に、見向きもしなくなったそうです!
何色か、試しても同じ結果になったそうです!
因みに、この日に一番反応が良かった色は、緑色だったそうです!
30年位前になりますが、タックルハウスの二宮さんとmapsの羽山さんとルアーのカラーについて、話した事が有ります!
二宮さんに、どのカラーが一番釣れますか?と聞いた事が有ります!
答えは、どのカラーでも釣れるが、その日の天候や水温、濁り具合で変わる、それを探すのも釣りの一部だと言われました!
流石の営業トークで返されました!
沢山のカラーを買ってと遠回しに言われてしまいました!
又、重心移動の発明についても聞いて見ました!
二宮さんもルアーを作成していたので、重心が前に有った方がアクションが良いのは解っていたそうです!
ルアーは、後ろに重心が有った方が飛距離が出る事も知っていたそうです!
平スズキを釣りに行った時に、あと少しポイントに届かない所が有り、どうしたら良いか考えたそうです!
そこで、投げる時は重心が後ろで、ルアーの立ち上がり、アクションをする時は重心を前に持ってくるにはどのすればと考えて、重心移動を考えたそうです!
この発明のおかげでルアーは、産業革命の蒸気機関からデーィゼルに変わった時の様に、ルアーが進化したと思っています!
ラパラ、ヘドン等のルアーのアクションの原点は完成していましたが、飛距離に難点が残っていました!
その弱点を補ったのが、重心移動です!
今は、当たり前の様に飛距離に工夫がして有ります!
飛ばないルアーを使用していた頃に重心移動のルアーを初めて使用し、凄く感動した事を今も覚えています!
話しが、カラーから脱線してしまいましたので、カラーに戻します!
mapsの羽山さんとはカラーの話しを沢山しました!
一番お勧めのカラーは、ネズミ色(鉛色)と言っていました!
難しい事だったのであまり覚えていませんが、確か全部の色を混ぜるとネズミ色になるので、色の原点かもと其処の印象が強く残ってしまいました!
ネズミ色の餌木を良く漁師の人に頼まれて作成していると言っていました!
その漁師さんは、アオリイカを沢山釣ると言っていました!30年位前の話しです!
黒色は、アピールカラーで水中からルアーを見上げると輪郭がハッキリしているとも言っていました!
膨張色は、輪郭がボヤケて残像が残るとも言っていました!
その頃登場しだしたクリアーカラーについても聞いて見ました!
クリアーカラーは、水中から見るとルアーのプラスチックがレンズの役割をし光が乱反射して、光って見えると言っていました!
バルサやウッドのハンドメイドでは、作成出来ないとも、つぶやいていました!
スプーンの角の事も、角は光を吸収してから乱反射するのでスジによって光の乱反射が違い、差が出るとも言っていました!
ネズミ色について、自分にも心当たりが有ります!
ジグを使用している時に、それは起こりました!
魚が釣れていた時にジグの色が落ちて、鉛色になったので変えました!
新しい綺麗なジグに変えた途端釣れなくなります!
魚が居なくなったのか不思議に思い、前の色落ちジグに戻したら、釣れ出しました!
魚が鉛色に反応した事になります!
不思議に、銀色のルアーは有りますがネズミ色のルアーはあまり見た事がありません!
前置きが長くなり過ぎました!
自分でスプーンを作成する様になって、その素材が、どの様な物なのかと興味を持つ様になりました!
シェルについて自分なりの仕分けをして見ました!
光を反射もするし光を透す、夜光貝、日本アワビ
光を透さず光の反射は、メキシコアワビ等の外国アワビ全般
原色がハッキリして、光を透さず、角度により光を反射する、黒蝶貝等の蝶貝全般
この様に、分類して見ました!
タックルハウスの二宮さんが言っていた、天候、水温、光量等によって使い分けてと言っていた事が今なら解る様な気がします!
今回は、カラーについての事をアップしましたが、次回もカラーからアップして、アクション、レンジについてアップしたいと思います!